150825 スペイン紀行37(セビリア3)

 やっと台風が抜けました。これについては日を改めて。

 ヒラルダの塔。イスラムの鐘楼。セビリアで最も高い建物で、セビリアの街の象徴となっている。セビリア大聖堂(キリスト教)に隣接しているのだが、大聖堂はイスラム時代にあった巨大なモスクを取り壊して建設されたそうだ。その時、鐘楼だけはかろうじて破壊をまぬかれ、今に残っているのである。そういえば、塔の上から今にもお祈りの声が響き渡ってもおかしくない雰囲気を持っている。

 インディアス古文書館。アメリカ大陸やフィリピンを支配していた当時の貴重な資料が保存されており、建物と共に世界遺産に登録されている。そういえば、大航海時代、スペインは世界の海を支配していた。「無敵艦隊」と名付けるほどの大艦隊を持ちながらイギリス艦隊に負けた「アルマダの悲劇」。世界史で習ったなあ。

 アルカサル。アルハンブラ宮殿に憧れてカトリックの王が造った宮殿。「アルハンブラの妹」と呼ばれているそうだが、もちろんここも外から見るだけ。

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 といいながら入り口の門だけを見た。ところが、この門、壁の赤い色と馬蹄形の入口の上にある絵が印象的だ。その絵に描かれた動物から「ライオンの門」という名前が付いている。