230325 神戸京都24(永観堂3)

右手の唐門の前に小判型の盛り砂がある
これには二つの役割があると言われている

一つは、勅使がこの砂で身を清めた後、釈迦堂に入るためのもの
具体的にどうするんですかなんて聞かないでください

もう一つは、この砂盛に月あかりを受けて明り取りにしていた、というのである
そんなもんで明り取りになるんかいなと、現代人(もちろん私も)は思うでしょうが、
昔の人はもっともっと繊細な感性を持っていたんですよ
何とも風流な間接照明ではありませんか

言ってて気恥ずかしくなります

230320 神戸京都23(永観堂2)

中門からまっすぐ進むと「鶴寿台」に出る
ここはふつうの家では台所に当たる庫裏と呼ばれる建物
梁に強調された白壁が印象的で、紅葉とのコントラストは見事だとか
今はカエデの若葉が瑞々しく、
その若葉越しに見える白い壁がうっとりするほど美しい

230318 ジャガイモの新芽

2月17日に種芋を植えてからちょうど1か月が経ちました
雨が降った後で、予感がしたので畑に偵察に行きました
未だ新芽は覗いてはいませんが、土を下から押し上げています
ちょっとワクワクします

たった1日で新芽が飛び出しています
未だ土がついて汚れていますが、なんか必死な感じがしてウルウルしてきます
おまけにてんとう虫まで・・・・・

230315 神戸京都22(永観堂1)

「永観堂」
正式には「禅林寺」というそうだが、そう呼ぶ人はほとんどいない
第7世永観律師にちなんで呼ぶ「永観堂」の方が人口に膾炙されているからである
境内には約3000本の紅葉が植えられていて、
その時季には紅葉で埋め尽くされ、それはそれは見事だとか
ぜひ見たものである

まずは総門を通って中門へ
ちょっと離れて撮ると、
青葉もみじに包まれて、緑色に染まっているように錯覚してしまいそうだ
中門の傍らには日本では珍しい白い獅子が迎えてくれる

白い色は大理石製のためで、インドや中国ではふつうに見られる
そういえば、台湾の寺院で見た覚えがある
しかし、ここは日本
何でここにあるのかな・・・・!?

230310 神戸京都21(熊野若王子神社2)

1160年、後白河上皇が紀州熊野権現を勧請して創祀した永観堂の守護神としての神社
京都熊野三山のひとつ
熊野行幸の起点でもあり、後白河天皇は上皇になられてから34回も行かれたという
本人はよかろうが、お供の家来たちは災難だっただろうな
ひょっとしたら、せまっ苦しい京都を離れる息抜きの時だったのかもしれない
付近に滝があるということであり、
その滝が那智の滝になぞらえられていたのかもしれない
調べてみると、「千手の滝」(←クリック)と呼ばれているそうだ
とてもじゃないが、滝とはいえるものではないが・・・・

230305 神戸京都20(熊野若王子神社) 

 

哲学の路はこの神社(熊野若王子神社)の辺りで終点となる
2キロほどの距離だからちょうどいい散歩コースだ
観光客に交じって、犬を連れたりして歩いている人も多い
その人たちにとっては、私たちの方が住人ですから・・・・
と、思っているのかもしれません
途中でニャンを見かけましたが、それを写真に撮る人が多い
そう言いながら私も撮っているのでけど
岩合光昭の「世界ネコ歩き」の影響が大きいのかな

230301 神戸京都19(大豊神社)

よーじやを出るとすぐの左手山沿いに小さな社がある
小さいながらも創建が887年というから歴史のある古社で、
この辺り一帯の氏神様だそうだ
そういえば、通りで見かける商店や個人宅の玄関先に
「大豊神社」のお札が貼られているのをあちこちで見かけた

近年では狛犬ならぬ狛ネズミの大国社が有名になっている
子年の正月にはテレビに取り上げられたのを覚えている
向かって右のネズミは雄で、学問を象徴する巻物を持っている
左にネズミは雌で、長寿の水玉を抱えていて、子授けにご利益があるそうだ
とにかく小さなちいさな社だが、
この狛ネズミを観られただけで得をした気分になる

公園には3本の椿の木がある
2日前に今年初めての椿が咲いているのに気が付きました
毎年落下した花を持って帰り、畑の畝に埋め込んでいます