150829 スペイン紀行38(セビリア4)

バスの駐車しているところまで歩く。街路樹の紫の花が印象的だ。坂井さんに聞くと「ジャガランダの花」ですよと教えてくれた。こんなところでジャガランダの花を見るなんて!!

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 さだまさしの歌「ジャガランダの丘」の中で、何度も「ジャガランダの花の咲く頃」という言葉が使われていて、ずーと気になっていた。

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ジャガランダの花の咲く頃に / 君は故郷を出て行った
夢に縁取られた明日を / 小さな鞄に詰めて
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ジャガランダの花の咲く頃に / 君の長い手紙が届いた
もう帰らないどうかしあわせに / 暮らして下さいと
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150826 台風15号

 台風15号は昨日午前中に福岡県を縦断して行きました。台風が来ると眠れません。それは平成3年の台風19号で凄い被害を受けて以来のことです。隣家の瓦や土壁の泥が窓を破って飛び込んできました。我が家も屋根瓦は飛ばされ、今は車庫になっているところにあった納屋の屋根が飛ばされ、道をふさいでいました。それ以来です。つまり、「トラウマ」です。

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 19号は上陸した時点では925ヘクトパスカルでしたが、幸い今回は950ほどだったので家屋には被害は出ませんでした。それでも眠れないのですから恐怖がしみ込んでいます。その代わり、畑では盆前に植えたキュウリがほとんどの葉や茎が千切れてなくなっています。ちいさな実がなり始めたばかりでした。ナスもオクラも根元から倒れてしまいました。

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 極め付きの被害は庭木。枝が折れるのは覚悟していたのですが、なんとなんと、庭で一番大きなマンサクの木が倒れていました。深耶馬渓小学校に勤めていた時、春を知らせる白い花に魅せられて庭に植えたものです。この頃大きくなりすぎて剪定に苦労するようになったので、思い切って処分するつもりです。

 これも「終活」のつもりです。

150825 スペイン紀行37(セビリア3)

 やっと台風が抜けました。これについては日を改めて。

 ヒラルダの塔。イスラムの鐘楼。セビリアで最も高い建物で、セビリアの街の象徴となっている。セビリア大聖堂(キリスト教)に隣接しているのだが、大聖堂はイスラム時代にあった巨大なモスクを取り壊して建設されたそうだ。その時、鐘楼だけはかろうじて破壊をまぬかれ、今に残っているのである。そういえば、塔の上から今にもお祈りの声が響き渡ってもおかしくない雰囲気を持っている。

 インディアス古文書館。アメリカ大陸やフィリピンを支配していた当時の貴重な資料が保存されており、建物と共に世界遺産に登録されている。そういえば、大航海時代、スペインは世界の海を支配していた。「無敵艦隊」と名付けるほどの大艦隊を持ちながらイギリス艦隊に負けた「アルマダの悲劇」。世界史で習ったなあ。

 アルカサル。アルハンブラ宮殿に憧れてカトリックの王が造った宮殿。「アルハンブラの妹」と呼ばれているそうだが、もちろんここも外から見るだけ。

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 といいながら入り口の門だけを見た。ところが、この門、壁の赤い色と馬蹄形の入口の上にある絵が印象的だ。その絵に描かれた動物から「ライオンの門」という名前が付いている。

150822 スペイン紀行36(セビリア2)

 スペイン最大の規模を誇る世界遺産カテドラルと高さ93mを誇るヒラルダの塔、アルカサルへご案内」と行程表には書いてある。下車観光となっているが、要は中には入りません。外から見るだけですよというのである。これらは隣接しているので見るだけの下車観光に最適だと、皮肉っぽく・・・・・・・

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 中央が「ヒラルダの塔」。左が「カテドラル」。右が「インディアス古文書館」。「アルカサル」はちょっと離れている。

 カテドラル=セビリアの大聖堂のことである。規模としては、ローマのサン・ピエトロ大聖堂、ロンドンのセント・ポール大聖堂に次ぐヨーロッパ第3位の大きさという。中には「コロンブスの墓」があるという話だが、「時間の都合上、今回は入りません」と坂井さん。「中央礼拝堂は世界一の巨大な祭壇で、2.5トンもの金が使われていて眩いばかりです」とこれも坂井さん。美味しい料理を目の前に置かれて取り上げられた気分だ

150819 スペイン紀行35(セビリア1)

 ツアーも5日目。もう終盤に差しかかろうとしている。午前中はスペイン南部、アンダルシア州の州都「セビリア」。セビリアといえば「セビリアの理髪師」。名前だけは知っている。せっかく坂井さんがCDをかけてくれ、蘊蓄を傾けてくれたのだが、馬の耳に念仏。申し訳ありません。

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 訪れたところが写真を見ても分からない。行程表にはまず「カテドラルを訪れる」となっているのだが、どうもおかしい。ネットで他のことを調べていたら出てきた。ここは「スペイン広場」というらしい。たしかに中は広場になっているのだが、それを取り囲む建物が教会か宮殿のように見えて、とても「スペイン広場」には見えないのだ。おまけに「スペイン広場」といえばイタリアの方が世界ではポピュラーだ。スペインにいるのに変な話だ。

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 ここでの一番の見所は、絵画を売っていたおじさんの何とも言えない「笑顔」だった。

 

150817 スペイン紀行34(ロンダ4)

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 ロンダの街は海抜739メートルの台地にある。その台地は川に侵食され、二つに分断されている。それを結ぶのが「ヌエボ橋」である。18世紀に完成した石橋でロンダの街のシンボルになっている。高さは約100メートル。石を積み上げて造ったのだろうが、この高さ、いったい何年かかっているのだろう。

 橋の上から下を見るのには少し勇気がいる。

 本当は昨夜アップしたのですが、写真がうまくアップできませんでした。「またか!」と思ったのですが、一晩ほっといて再挑戦すると、スムーズにいきました。パソコンは分かりませんね。そうそう、youtubeの動画の音声だけをダウンロードするのが土曜日からできなくなっていました。パソコンの得意なある方に聞いたらなんとかできる方法を探してくれました。これで夜歩く時に退屈せずに済みます。

 

150813 スペイン紀行33(ロンダ3)

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 「聖ファン・ボスコの館」。年老いた修道士のための保養所として使われていた建物という。屋内を通ってパティオに出る。「パティオ」とは屋根のない中庭のことをいう。

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 噴水を囲んで色鮮やかな花が咲き乱れ、この先は断崖絶壁で渓谷が一望できる。雲ひとつない青空の下、遮るもののない渓谷の姿は気分爽快の一語に尽きる。

150810 スペイン紀行32(ロンダ2)

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 街の中心までの途中に闘牛場がある。スペイン最古の闘牛場といわれており、現在は祭りの時だけ闘牛は行われるそうだ。

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 牛の像の前で若い娘さんが馬にまたがり、帽子をかかげてポーズを取っている。写真付きでいくら取るんだろう。闘牛場の白い壁を背景に牛の像がくっきり浮かび上がっている。それにしても今にも突進してきそうな迫力がある。