130130 韓国紅葉紀行15(全州韓屋村)

午後は全州韓屋村観光。あるツアー客の女性によればここが今回のツアーの目玉だという。何人か韓国大好きなおばちゃんがいていろいろ教えてくれるので勉強になる。「千年全州」と呼ばれる伝統文化都市で、特にこの地域には都心に約700余軒の韓国伝統家屋が集落を成していて、もちろん実際に生活している人がいて、生活と文化と観光が共存している場所、とはガイドさんの受け売り。
いかんせん、傘を差しての散策。明るくあたたかい時に、ゆっくりと歩くのであれば歴史にも浸ることができただろうが、冷たい小雨に暗さを増していく夕暮れ。これではせっかくの歴史的な街並みもただの薄汚れた建物にしか見えない。繰り返す。明るく、あたたかい季節(とき)にもう一度訪れてみた。それもツアー客としてでなく。

今日、左上の奥歯を抜いた。ここ何年か、調子が悪かったが、とうとう引導を渡された。30年以上前に右下の親知らずを抜いて以来だ。夕食の後に飲んだ薬が効いたのだろう。うずいていた痛みが和らいだ。いつまで経っても歯を触られるのは慣れることがない

130127 韓国紅葉紀行14 (内臓山国立公園4)

私らは彼らの派手なパフォーマンスに圧倒されるが、こちらでは見てる方も負けてはいない。それも男よりもおばちゃんたちだ。芸人の仕掛けてくるノリに負けずに、それどころか食ってしまっている時もある。特に太鼓を取り上げてしまって敲いているおばちゃんの笑顔は素敵だ。「恍惚」という言葉がぴったりだ。
「お父さんも好きね!」と言われるが、本当に好きだ。あの、「ンチャ、ンチャ・・・・」というリズミカルな威勢のいい音が流れてきただけで胸が騒ぐ。騒ぐなんてもんじゃない。震えてくる。シャイで、照れ屋で、誰が見たって正反対の私だからこそあの猥雑さに憧れるのかもしれない。ひょっとして、私の血の中に彼らの血が少し混ざっているのかもしれない。

130124 韓国紅葉紀行13(内臓山国立公園3)

演歌を生業(なりわい)とする人たちにも二通りある。テレビや劇場で歌う人に、こうしたドサ廻りで生きている人たちである。この人たちを何と呼ぶのか。ガイドさんに聞いてみようと思いながらとうとう忘れてしまった。
この人たちにもふた通りあるようだ。テントやシートを張って、一種、小屋掛け式にやっているものと店や屋台の前を借りて一人でやっているものと。どちらにも共通しているのは、猥雑なほどのにぎやかさとそれで食べているんだという必死さと、中には好きでやっているんだという開き直りの明るさも見える。

130122 「312」

時たま、ほんの時たま、昔の自分に戻っている幸せな時間がある。昔を思い出すというのはそれには当てはまらない。その時の、人、ものに触れた時そういう時間を持つことができる。
連れ合いに誘われてあるお店でランチする。名前を「312」という。今から20年ほど前、宮島町の入口にあった、薄暗い階段を上がった奥に「312」と名前のついた軽くお酒を飲ませてくれるお店があった。マスターはまだ二十歳代の若者で、素敵な音楽と洒落た飲み物と、楽しいトークがあった。
この店を教えてくれたのは今となってははっきりとはしないが、たしか上の娘だったと思う。その当時、病に倒れ、生きるか死ぬかの体験をした。それからだと思う。ほとんど遊びに出なかった私が、飲み会にも少しは付き合うようになったし、そうしたお店にも行くようになった。「人生観、変わったよね」と連れ合いは云うが、少しは変わらないとね。
他の場所に移った「312」にも1・2度行ったが、そのまま足は遠のいた。年末、北高の近くに「312」があったよと連れ合いが言う。正月過ぎてやっと出かけることができたが、マスターの声を聞いたとたん、20年前に戻っていた。もちろんそれはほんの一瞬に過ぎなかったのだが・・・・。(1月19日)

130120 ハウステンボス4

さあ、光の王国。食事をゆっくりとしたので、パレス・ハウステンボスの正面玄関でのイルミネーションのイベントに遅れてしまった。ここでは光のガーデンのイルミネーションをゆっくりと見る。音楽に合わせて光が動く。動くといえば、ホテルの前の広場では建物の壁面に映像が映しだされている。「3Dプロジェクトマッピング」とか名前がついているが、意味はとんとわからない。ドラゴンが現れ、女たちが踊り、時計が時を刻む。
学食のおばちゃんに言われた。「白い観覧車には乗りましたか?」。けっこう見ていないイルミネーションがあるようだ。損をしたととるか楽しみが残ったととるか?!(13/1/6)

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130118 ハウステンボス3

食事の最中にサックスの音色が聞こえてきた。エルトン・ジョンの「Your Song」だ。ウォークマンの時代(20年前)に繰り返し聞いた曲でもある。私は「Sorry Seems To Be Hardest Word(悲しみのバラード)」の方が好きで、My Bestの一曲として今でも聞いている。そのあとジャズの名曲「Take Five」とビートルズの「Let It Be」「Yesterday」と続く。
美味しい食事(バイキングだけで美味しかったよ)とワインと外には光と・・・・・・。そして、サックスの音色。

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130116 ハウステンボス2

 ここ「ホテル・アムステルダム」に泊まるのは7年前のカウントダウンに来た時以来の憧れだった。その時に見たロビーの光景が忘れられず、いつかは泊まりたいものだと思い続けてきた。もう一つの「ホテル・ヨーロッパ」は、22年前に始めて行った小学校の職員旅行で泊まったことがある。小学校は随分洒落たことをするもんだと感心したことを覚えている。中学校ではせいぜい「別府に忘年会」くらいなもんだ。どうも誰もが持っている「ミーハー的」な性格がいつまでも残り、年を取ってから開花したようだ。

130114 ハウステンボス1

 韓国を一時中断し、4回シリーズでハウステンボスを取り上げる。

 急に決まった。前の年は神戸ルミナリエに行ったので、今年も、と考えたのだが、なかなか気に入ったところが見つからないし、踏ん切りもつかない。それがバタバタ決まった。たまたま見たテレビ番組の中で「日本一のイルミネーション」としてハウステンボスの「光の王国」が紹介されていたのだ。一緒にルミナリヘに行った先輩夫婦を誘ったところ、二つ返事でOKしてくれた。日帰りのツアーもあるのだが、思い切って「ホテル・アムステルダム」に泊まることにする。