140531 オランダ紀行41(ザーンセ・スカンス2)

  ここには250年前には数百基もの風車(想像できますか?)が立ち並んでいたという。その風車を動力として、世界で最初の手工業時代として栄えたそうだ。今はわずかに数基が残るのみだが、それでも間近かで見る風車は迫力がある。残念なのはこの日も晴天に恵まれてほとんど風がなかったことだ。ここは北海からの強い風がいつも吹きつけていて、風を切って回る羽根の音は豪快そのものだったという。なにが「いい天気」なのか分からない。

  ザーン川を挟んだ向こう岸の町並みがなんとも愛らしい。

140529 オランダ紀行40(ザーンセ・スカンス1)

  最終日は午後のフライトまでの時間「ザーンセ・スカンス」へ。オランダといえば風車。風車といえば「キンデルダイク」が有名である。世界遺産にも登録されているが、ロッテルダムの近くでちょっと遠い。その点「ザーンセ・スカンス」はホテルからバスで15分と便利な所にある。

  ザーン川を渡ると岸辺に風車が見えてくる。ちょっとしたテーマパークみたいで、木靴屋、チーズ工房、デホルト焼き店に数台の風車。いかにもオランダ。誰もが想像するオランダが広がる。誰かが言っていた「ザ・オランダ」そのものだ。

  小さな木の橋を渡るとそこはもう別天地。さっそくチーズ工房に入って見た。チーズに興味はあったのだが1個だけでも結構な重さがあるし、あまりの人の多さに早々に退散。

140527 オランダ紀行39(自転車王国)

  たまたま見ていた「和風総本家」でオランダの自転車事情が出ていた。一人あたりの保有台数は1.1だとか。

  アムステルダムではその多さとスピードに恐怖を覚えるほどだった。ここユトレヒトでは自転車の多さよりも、自転車のための施設が整備されているのに驚いた。なにより自転車のための道路が整備されているのだ。ところによっては歩道の倍の広さがあり、対面通行ができるように中央線まである。

  おもわずにんまりとしたのは、前に2輪あってそこに箱をつけ、赤ちゃんを入れて3人乗せて頑張っているお母さんを見つけた時だ。後ろでなく前なので、いつも子どもたちを見ていられる。いいアイデアだ。

140525 オランダ紀行38(ユトレヒト市街と運河)

  ユトレヒトはオランダの宗教の中心として栄えた。その証拠がドム塔や大聖堂だ。今はヨーロッパでも17世紀に設立された歴史と3万人近い学生数を誇る大学の街として活気に満ちている。そういえば、中心街ではほとんど車を見ることがなかった。ひょっとしたら歩行者天国になっているのかな。

  運河もアムステルダムと違って静かできれいで、ゆったりと時間が流れているようだ。カフェは見なかったが、運河と道路の間にたしかに地下室が見える。こうした場所での食事をツアーのメニューに入れてくれると最高なんだが・・・・・。

  ドム塔の近くできれいな建物を見つけたのでさっそく写真を撮っていたら、そこはユトレヒト大学の本部の建物だという。訪ねてみたかった一つに思いがけずに出会うことができた。これも日頃の行いのおかげか?

  ところで、学生時代(高校生だったと思う)、世界史で「ユトレヒト条約」という言葉を聞いたような気がする。気がするだけで定かではない。

140523 オランダ紀行37(ドム塔)

  ユトレヒト市街に戻って、「ドム塔」。街のどこからでも見える。オランダで一番高く、そして最古の教会塔。ユヤマさんの「おしゃべり」では、この塔の高さを超える建物を建ててはいけないという暗黙の了解が守られてきたからだそうだ。高さ112mでこれをモデルにしたハウステンボスの「ドルトールン」は高さ105m。遠慮したのかな?

  横には大聖堂がある。今は別棟になっているが、昔は一続きだったそうだ。それが台風か地震かで渡り廊下が壊れて別棟になったとか。この大聖堂には素晴らしいステンドグラスとパイプオルガンがあり、回廊で囲まれた中庭はそれは見事だとか。あ~あ、見たかったなあ。

140521 オランダ紀行36(ユヤマさん3)

  とにかくよくしゃべる。それも明るく・・・・・。メモをした中からいくつかを紹介しよう。

①ユトレヒトへのバスの中での「おしゃべり」の途中、急に笑い出す。今、運転手に言われたんですよ。「よくそんなにしゃべることが後からあとからでてくるもんだなあ」と。-そう思わないこともないけど楽しいからいいのでは。

②オランダは小さな国です。ここから20分も走ればドイツに入ります。そのオランダ人は日本も同じように小さな国だと思っています。春にはたくさんの日本人観光客がやってきます。どこに行っても日本人だらけ。それを見てオランダ人は言います。「おそらく日本は今からっぽなんじゃないか!」

③何かの説明(おしゃべり)の時に、「カマボコ」というべきところを「カマモト」と言ってしまい笑い出してしまった。それがなかなか止まらない。聞いてる私たちは全然気が付かなかったのに。

④ドイツ人が5人で食事をすると総額を5で割ります。オランダ人はそれぞれが自分の食べた分だけのお金を払います。これを「ダッチ・アカウント」といいます。-現役の時、学期に一回やってた飲み会の二次会で、何杯もビールを飲んで、食べもしないピザを頼んで絶対に自分で払おうとしない女がいたなあ。頭に来たから友だちと二人で自分たちの飲んだコーヒー代だけ置いて先に出たことがあった。そうか。私も「ダッチ・アカウント」派だったんだ。

140519 オランダ紀行34(ユヤマさん2)

何度目の「再開」でしょう。自分でも分からなくなりました。

  絵画と同時にオランダについて語る時にも熱が入る。少しでもオランダについて知ってもらいたい、愛してもらいたいという彼女の気持ちがビンビンと伝わってくる。ほんとにオランダが好きなんだなあ。

  オランダが好きな理由のひとつに、虫のいないことをあげていた。それでもクモはいます。でもクモは人間の体温を嫌って近寄ってこないものと思い込んで対処していますという。蚊は刺されると腫れ上がってしまうし、ゴキブリは見るのも嫌だ。里帰りして日本でゴキブリを見ると悲鳴をあげてしまうんですよ。ここは日本より緯度が高くて寒いからいないようです。

  そういえば長野に住み着いた友だちが電話でまず言ったのが、「こっちには蚊がいないぞ!」だったなあ。

140515 バンバさんへ

帰ってきて5日目になります。疲れはとれましたか?
お約束した写真、スペイン紀行の一つとしてブログにアップしようと思ったのですが、
それではいつのことになるか分かりませんので先に掲載します。

会えて、お話できて、一緒に飲んで、素敵な時間をありがとうございました。