121029 B-1グランプリ4(おたく)

 17時に「コレット」の前でという約束で、14時からは連れ合いとは別行動。女性は行くところがたくさんあるが、こうした時男は自分の世話がなかなかできない。小倉北口に4月に、アニメやマンガの殿堂「あるあるシティ」ができたというので行ってみる。
 中心は北九州出身の漫画家「松本零士」にちなんだアニメや漫画と聞いた。キャプテン・ハーロックの銅像に導かれて無事到着。というほどのこともない。駅の目の前にそのビルは建っている。張り切って漫画ミュージアムの入場券を400円出して購入。始めは人の多さとこれまでに経験したことのない空気と漫画の多さに圧倒されたが、肝心の私の見たかった漫画はどれも見つからない。
 その1.ちばあきおの「キャプテン」シリーズ。野球漫画の名作だ。魔球もなければ巨人の星もない。どこにでもある中学校の野球部員のひたすらな努力が胸を打つ。墨田二中のキャプテン「谷口タカオ」が好きだ。
 その2.望月三起也の「ワイルド7」。最近映画になったと聞いたがやはりマンガがいい。実写だとあの味が薄れてしまいかねない。
 その3.さだす圭。あったのは「ああ播磨灘」シリーズのみ。大好きな「おかしな二人」や「なんと孫六」はない。
といいながら、かわぐちかいじの「アクター」を連れ合いに待ち合わせの時間を30分延長してもらって読み切る。こうやってみると私も十分「おたく」の資格がありそうだ。

121026 B-1グランプリ3(やすかわくん)

   

 会場の手前に人だかりが出来ている。行列も長い。なんだろうと前に出るとロボットがソフトクリームを作っている。安川電機のロボットデモンストレーションである。ネットで調べると、多能工型サービスロボットの第1号として開発されたのが、ロボット一坪店舗「やすかわくんのソフトクリーム屋さん」であるとあるが、そんな難しい話よりとにかくかわいい。単にソフトクリームを作るだけでなく歌も歌う。もちろんテープに吹き込んだだけのものなのだが、声と歌詞がかわいくて、見てる人たちの表情がみんな笑顔で、その周りがなんとも、そう陽だまりのような空気に包まれている。
 お客さんが前に立つと歌いだす。
        やすかわくんがやってくる
        世界が認めた関節の技術を引っさげて
        工場からやってくる
        いらっしゃいやす

 私も作ってもらいたかったが長蛇の列。泣く泣くあきらめた。

121024 B-1グランプリ2(十和田バラ焼きゼミナール)

 今回は小倉駅の南側に位置する市役所前のリバーサイド会場と北側のシーサイド会場の2ヶ所に分かれたが、私たちが行ったのは慣れているリバーサイド会場の方だ。ひょっとしてこの判断がよくなかったのか?この会場は意外と平坦な場所が少ないので、当然出店の場所が狭い。そこに人が詰め込まれているのだから、ゆっくりとお店を見て回れる状態ではない。テレビではなんであんなにすっきりと見えるのだろう。あきらめてとにかくどこかの行列に並ぼうと選んだのが、青森県は十和田市の「十和田バラ焼きゼミナール」。訂正!「選んだ」ではなく仕方なく並んだのがたまたま「十和田バラ焼き」だったというだけのこと。おまけに「60分待ち」と出ている。
 右隣の備前岡山日生名物「カキオコ」は流れがスムーズだ。ちなみに「カキオコ」とはお好み焼きの具に貝のカキが沢山入っているもので、連れ合いはこちらの方がよかったと盛んに言う。左隣は長野県伊那市の「伊那ローメン」。見事なくらいがら空きだ。ちなみにこちらはどんなものか分からずじまいだった。
 この日は天気がよすぎて、日差しが強すぎて、60分もよくがんばりました。おまけに400円も出したのにたったこんなもんだという量しかない。
 そうそう、「十和田バラ焼きゼミナール」は第十位でした。

121022 B-1グランプリ(臨時の切符売り場)

     

  B-1グランプリに出かけました。若い頃は、出不精で、シャイに構えるところがあって、昔を知る友だちは今の私を見たら「信じられん!」というだろう。第一、私自身が信じられないのだから。とはいえ、こんな風に変わった自分を嫌いではない。
 中津を10:48の普通列車で出発。西小倉で降りる。びっくりしたのは、人の多さと帰りは乗客が殺到するから帰りの切符を買っておいてくださいと呼びかける臨時の切符売り場が改札口の外に2ヶ所、駅の外にも2ヶ所もあることだ。昨年の「わっしょい百万夏祭り」の時には1箇所だけだった。2日間で過去最高61万人の来場数だとテレビでアナウンサーが興奮気味に話していた。

121016 森だより3(森は秋に)

   

 沢山のメールの中に埋もれていました。メールを毎日チェックするといった習慣がありませんので、気がついた時にはメールの中に埋もれています。今は「クラブツーリズム」というところからのものでいっぱいです。そこを使って今度秋の足立美術館のツアーを申し込みました。途端にわんさかとやってきます。

 森は秋になりました。毎年、秋になると庭に不思議な花が咲きます。白く半透明で、茎の部分は透き通ったような感じです。花の名前は分かりませんが、なにかの本で見た、幽霊草(?)とかに似ているような・・・・・。丈は20センチくらいです。また、庭中にいろんなキノコが生えます。今年の一番目は白っぽいものでした。
 美濃路と木曽路の間にあるこの地でも急速に高齢化が進んでいます。後継者不足から、手のかかる米から大豆に変わってきました。田の畔は、いつも散髪したてのように綺麗で、農村風景日本一になったところですが、畔や土手に布製の覆いを使うようになり、米から大豆に変わってきました。それも出来ないところは、栗畑に。
 すこし残念な気がします。

 確かに「幽霊草」です。またの名を「銀竜草(ギンリョウソウ)」。友だちに連れて行かれた英彦山の山道で始めて見ました。杉木立の薄暗いところで見ると、「幽霊草」という表現がぴったりでした。
 タイトルを「森の住人から」から「森だより」に変えてみました。

121006 のんびりお出かけ2(映画2)

 
 あらためて今回の「ボーンレガシー」を見てみよう、なんてまるで「なんでも鑑定団」みたいになってしまったが、『<ボーン>シリーズ全三部作の裏側で 同時進行する 極秘プロジェクトがあった』というコピーがいうように、今後は全く新しいシリーズとして展開していくようだ。
 たしかにマニラのスラム街を舞台にしたバイクによるチェイスは、隣で観る連れ合いが時々声を出すほどの迫力だったが、何か物足りない。人が見えないのだ。一つは、ボーン(マット・デイモン)にあってアーロン・クロス(ジェレミー・レナー)にないもの、心の揺れ動き(弱さ?)か。もう一つは、例えば敵役の内面の掘り下げもそうだ。設定がそうだとしても、まるで単なる戦闘マシーンになってしまい、あとになにも残っていない。そういえばどんな顔だったのか思い出せない。三部作ではちょっとした目の動き、かすかな言葉がたしかに彼らも生きていたことを残していたのに。それぞれが個性的で時には彼らがいてこそのボーンだと思えたものだ。
 ボーン(マット・デイモン)の復活を願う。

 「のんびりお出かけ」なんていうタイトルにしたのにこの三連休、公民館の囲碁のサークルのリーグ戦が始まったし、明日は町内の当番で秋祭りのためのお宮の草取りに出ないといけない。それでも21日には小倉である「B1-グランプリ」に出かけようと思っている。

121001 のんびりお出かけ1(映画1)

 
   

 「のんびりお出かけ」してみた。今回は、映画鑑賞。いつもの小倉のリバーウォーク・Tジョイ。私がここ数年毎年必ず一度は観る映画がある。「ボーンシリーズ三部作」である。原作はロバート・ラドラムの小説だ。小説も「ラドラムの奇跡」といわれているほどの売り上げを上げ、「暗殺者」以降のほとんどの作品を集めた。しかし、原作と映画はほとんど別物といっていい。
 原作は、殺し殺しの連続であり、そのうえ、あまりにも言葉が饒舌すぎて農耕民族としては消化しきれず、胸がむかむかしてくる。その点、映画のほうは時間的な制約のためかかえって余分な脂肪が削り取られて展開がスピーディになった。「ノンストップアクション」といっていい。
 もう一つ、CG全盛の今日、生身の人間の動きに重きを置いたリアリズム重視のアクション。例えば、「スプレマシー」での部屋の中での格闘。ブラインドの音が効果的に使われている。そして、これまでのが緩やかな動きに見えてしまうカーチェイスが極限までの臨場感を生み出している。全く新しいスパイアクション映画の誕生だった。