110915 平戸紀行10(佐世保港)

   

 行きの高速道路から、佐世保港に停泊している軍艦が良く見えた。初めての経験なので、米軍の軍艦なのか自衛隊の艦船なのか分からないので「軍艦」と記しておきたい。ぜひ帰りに寄りたいものだと平戸を4時出発する予定を1時間早めた。
 ところが、高速を降りてみると上から見るのと違って港がどちらなのかさえ全く分からない。ウロウロしているとやっと基地らしき場所に出た。入り口ではMPがいて、一人ひとりをチェックしている。どうも米軍の基地のようだ。タクシーの運転手に聞くともちろん基地の中には入れないとのこと。船の見えるところはないかと聞くと丁寧に教えてくれた。その場所から見た写真が上のものである。これは自衛艦のようだ。

 今回の平戸紀行は、出かけるまでに何度も雨で延期になり、当日も雨模様の中での決行となってしまった。平戸ではほとんど雨には降られなかったが、やはり青空の中の教会を撮りたかった。できたら秋にもう1度出かけたい。特に、彼岸花の咲く頃の「田平教会」をもう1度・・・・。

 「平戸紀行」も今回で終了である。台湾が長くなってしまい、いろんなことが入ってきて、「彼岸花の咲く頃の」と書いておいたらその季節になってしまった。明日(16日)から先輩夫婦と二組でフランスに行ってきます(もちろんツアーです)。ということで、このブログも10月から再開する事になると思う。ちょうどネタも切れたのでいい充電になればと・・・・。 

110914 安曇野通信(クジャクチョウ)

 「金も魅力もないので「夜の蝶」はむりですので昼の蝶を追いかけました」というコメントに、この「クジャクチョウ」の写真が添えられていました。
 添えられているといえば、メールの中に「女性バイオリニスト川井郁子さんのコンサートに家内と行く予定です」とさりげなく、しかし、しっかりと「家内」のことがアピールされています。昔、うちの家内の布花の展示会に二人で和服と来たことがありましたね。お宅の家内の粋な姿に圧倒されました。コンサートにも二人で和服でどうですか!
 タイトルを「クジャクチョウ」にするか「家内」にするか迷いました。

110912 平戸紀行9(幸橋から最教寺)

 平戸市役所の前に小さな石橋が見える。名前を幸橋(オランダ橋)という。パンフレットには、オランダ商館建造に携わった豊前が地元の石工たちに架橋技術を学んだと書かれている。豊前(大分県中津市)には大きな石橋が今も残っているし、現役で使われている。青の洞門で有名な本耶馬溪町には日本で最長の8連の耶馬溪橋があり、すぐ近くには羅漢寺(五木寛之の百寺巡礼の最後のお寺としても知られている)への参道に架かる3連の羅漢寺橋がある。お隣の耶馬溪橋には5連の馬溪橋。これから欄干につたが絡まり、紅葉すると見事である。一見の価値あり。
 目の前に市役所があるのだから観光課によってお礼を言おうかと軽いノリでいうと、じっと見ながら真面目な顔をして「今日は土曜日ですよ」という。
 最教寺の三重塔は日本で最大級のものだといわれている。九州には三重塔が4つある。これまでにそのうちの3つ、大分県臼杵市の龍原寺、福岡県瀬高町の清水寺、みやこ町の豊前国分寺跡の塔を見ているので是非訪問したかった所である。奥の院では苔むした「鯨の供養等」を見つけた。 

110910 ワレモコウ

     

 午前中はほとんど庭に出ている。以前は庭の広さにうんざりしていたのに、退職して、公民館も終わったら、よくぞ残してくれたと親に感謝しているから現金なものだ。以前にも書いたが、家の前にある畑を作ってくれていたじいさんが突然亡くなって、畑の世話もしなければならなくなった。何をして過ごそうかと心配していたのが嘘のようである。篆刻も始めたし、囲碁も習うことにした。時間をどう配分しようかとそちらの方が心配になってきた。
 今朝もいつものように草取りを始めたら、いつものようにカエルがやってきた。動くものに興味があるのか、エサに見えるのか。私としては私に興味があると思いたいのだが・・・・・。横では公民館の裏山で採取した「ゲンノショウコ」が可憐な花を咲かせている。少し離れて「ワレモコウ」が風に揺れている。いよいよ秋である。 

110909 平戸紀行8(聖フランシスコ・ザビエル記念教会)

 坂道を登りつめると、まず目に入ってきたのは突き当たりの道に佇む中学生くらいの少女の姿である。ここにこんな風景が、と思えるものであった。右手には大きなモスグリーンの建物が見える。昭和6年に建てられた鉄筋コンクリート造りの教会だが、それにしてもモスグリーンの外壁は教会では珍しい。
 表に廻ると、聳え立つ巨大な尖塔がゴシックならではの力強い印象を与える。個人的には宝亀教会や田平教会など、小ぢんまりとした信者の顔が見えるものが好きである。見る人の目を上へ、空へと導くのはゴシック建築の最大の特徴だが、ここでは外壁にたくさん造られた白い(モスグリーンに白でよく目立つ)尖塔が、見る人の心をより天へと誘(いざな)う効果を与えている。協会の隣には「ザビエル記念像」が立ち、平戸と始めてキリスト教を日本に伝えたザビエルとの深いつながり・歴史を教えてくれている。
 教会の前にある土産物屋(他の教会では全く見られなかったことをどう解釈しようか?)で佐藤さんにアイスをおごってもらった。じめじめした暑さの中、口に広がる冷たさがなんとも心地良かった。 

110907 安曇野通信(白山石楠花)

安曇野から残暑見舞いが届きました。
この花は「白山石楠花」というそうです。

  「今年の夏でほぼ八ヶ岳は踏破しました」とあったので、若いなあと感心していたら「もう少し若ければと思うことしばしばです」とあった。八ヶ岳を踏破なんてずいぶんと若いですよ。一つ下の私の方が腰が悪くて久住に行けなくなりました。
 若いといえば、安曇野が舞台の「おひさま」に出ている『吉村実子』との40年前の小さな交流がメールに書いています。「その時、きれいな人だなあと思いました」とあるが、次はダレが登場するだろう、楽しみです。彼女、たしか今井監督の「豚と軍艦」に出ていたね。

110906 平戸紀行7(寺院と教会の見える風景)

 平戸を紹介したパンフレットに決まって出てくる絵は「寺院と教会の見える風景」である。海岸通りから一つ入った道から坂道を登って行くと、まず瑞雲寺、その上には光明寺。それらに重なるように教会の尖塔がのぞき、和と洋が交じって独特の雰囲気を醸し出している。
 教会のそばにも駐車場は完備されているが、できれば海岸にある交流広場の駐車場(無料)に停めて、この坂道を登ることをお薦めする。パンフレットには「健脚向き」とあったが、ゆっくりと風景を楽しみながら登れば特にきついものではない。苔むしたお寺の塀に紫陽花が咲き、うっそうとした木々の下を坂道が通り、雰囲気のある常夜灯(というのかな?)が佇んで、この風景だけでも見る価値がある。 

110903 平戸紀行6(昼食)

     
     

 ここまで観光課の方に教えていただいた通りのコースをたどってきた。残すはもうひとつ「聖フランシスコ・ザビエル記念教会」だけになった。ところが、平戸の町にたどり着いた時にはすでに午後1時になってしまった。何はともあれ昼ごはんだ。車を平戸交流広場の駐車場に停める。その入り口にある観光案内所で教えてもらった中から「旬鮮館」を選ぶ。
 案内所からすぐ見えるほど近いということと、その日の朝に定置網で獲れた魚を選ぶとその場でさばいてくれるというのがその理由である。とはいえ、探し回るのが面倒くさいというのが本音か!?
 生簀の中からヤリイカとイサキを選ぶ。刺し身にしてもらい、それにご飯と味噌汁がつく。皮付きのイサキの刺し身がコリコリとして美味い。これにビールが飲めればいうことないのだが・・・・・。だからといってノンアルコールを飲みたいとは思わない!