120228 篆刻2(般若心経)

 
 

 冷たい雨が降っている。雨にちなんでランタンは一休み。

 昨年の8月から「篆刻」を始めた。友だちにその話をすると「話はいいから、彫ったものを見せろよ」という。見せられるようなものができているのならとっくの昔に見せているさ。それがなかなかできないから苦労しているのに。
 孫には何とか竹に彫った印鑑を二つあげることができた。意外と竹の方が失敗しなくてすむ。石はつい勢い余って彫り過ぎたり、細かい部分が欠けてしまうことが多くて何度も字入れからやり直している。それの方が勉強になると、これは完全なる負け惜しみ。それにしても性格が出てしまって困る。人からは、細かいとか几帳面とか言われるが、実際は大雑把もいいところ。囲碁でも肝心なところでひっくり返されてしまう。
 今日は前回(8月12日)紹介した先生の作品「般若心経」を載せます。わずか115×60㎜の中に254もの文字が掘り込まれている。そのあまりに細かい作業に感嘆するだけでなく、それを掘り込んだ先生がそろそろ80歳になろうかというのだから言葉を失ってしまう。小林蒼舟先生、78歳。この冬、積雪の中、車(もちろん若い方、といっても60は超えていたとか、の運転でだが)で天橋立まで出かけたという。その意気、見習うべし! 

120226 長崎ランタン5(媽祖行列)

 
 

 15:30から30分間、「媽祖行列」があるという。航海の安全の神とされる「媽祖」を興福寺の媽祖堂に安置するまでの行列を再現したものとか。昨年は湊公園会場近くの交差点で「皇帝パレード」を観た。その時はゆったりと観ることができたが、今年は雨も降っているので、濡れないようにアーケードのある浜町商店街に出かける。そういえば、この近くには大丸があったはずだと探したが、なかなか見つからない。灯台下暗し、目の前にあった。そして、閉店になっていてシャッターが下りていた。見つからないはずだ。
 ところが、アーケードの中は狭い上に多くの観光客が押しかけてゆっくりと観る余裕もない。近づいてはじめてパレードということが分かる程度だ。隣に同じように写真を撮ろうと構えている人がいて、同じように前に出ようとするのでその人の頭が邪魔になって仕方がない。 

120223 長崎ランタン4(中央公園会場)

     

 雨は激しくはないが、やはり冬の雨は濡れると冷たい。それでも濡れながら中央公園会場へ。ちょうど中国雑技団の公演が行われていたが、たくさんの観客でほとんど観ることができない。おまけにやっと覗けるようになったら公演は終了。最後の挨拶だけを観るなんて情けないことになってしまった。
 早々に会場を出てコンビニで傘を買う。今日は相当売れるだろうなと妙なところで感心する。ところが、この傘が問題となる。たしかに雨が降っているので必要なのだが、写真を撮ろうとすると邪魔でしょうがない。カメラを濡らすわけにもいかないし、なんとも恨めしい雨ではある。

120220 長崎ランタン3(駐車場)

 

 今日は5日(日曜日)。ランタンは明日の6日までである。雨になったので出かける人は少なくなるだろうと思ったけど、最後の日曜日だからおそらく相当な人出にはなるだろうとは覚悟していた。何かややこしい文になったな!諫早を過ぎる頃に地図から選んだ駐車場、市役所の隣にある「市営桜町駐車場」に電話をしてみる。恐るおそるだったのに「はい、大丈夫ですよ」とあっさり返事をされてしまった。
 佐藤さんと来てよかった。いちおうナビは付いているのだが、やはり細かいところまでは分かりにくい。その点、彼は方向感覚抜群だ。二つのナビに導かれて、会場にも長崎駅にも近い(ちょうど中間点に位置する)駐車場に到着する。しかし、「はい、大丈夫ですよ」という割にはほとんど満車近い状態だった。駐車はスムーズにできたが、なんとかなるはずの雨は小降りだが相変わらず降り続いている。
 そうそう、隣の市役所は県庁所在地のものにしては小ぶりだ。中津の市役所の方が大きいのではないだろうか。 

120217 長崎ランタン2(詐欺)

 
 

 10時半に出発。予報では明日の昼ごろから雨となっている。これなら大丈夫だと出発したのだが、小さなしずくがフロントガラスにかかるようになってきた。予報からいけば絶対に大丈夫だ。これは一時の「空の迷い」だと言い聞かせて先を急いだ。
 昼食に金立SAの徐福らーめんのとんこつらーめんを食べる。日本全国には徐福に関する伝説が残っているそうだ。熊野にもあり、東北にまであるそうだ。日本の古代の歴史にどんな影響を与えたのかと興味がある、とこれは余談。
 金立を出ると本格的に降り出した。空の迷いどころかこれでは「詐欺」ではないか。しかし、平戸の時だって降り出した雨も早めに上がったのだから、今度だって大丈夫とあまり根拠のないことを頼りに先を進むことにした。真相(大げさか!)はここまで来たら引き返すわけにもいかないというだけのこと。

120214 長崎ランタン1(佐藤さん)

 

  「やさしいよねー」という。「だれが?」というと、「佐藤さん」と答える。たしかに佐藤さんはやさしい。だけど問題はダレガではなくて、何がである。パソコンが不具合を起こして佐藤さんに来ていただいた。その時の話の中で急遽「長崎ランタン」に行こうとなった。7日に出発するはずだった「上海紀行」が、同行者が「嘔吐下痢症」になったためにキャンセルとなり、予定がぽっかりと空いてしまったのである。
 「やさしいよねー」というとなんだか私のわがままに付き合ってくれているような表現になってしまう。これまで、10年には、9月に星野村の棚田に久留米の高良大社。11月には柳坂曽根の櫨並木から清水寺に大宰府。11年には、3月に筑後吉井町のおひなさま、同じく3月に水郷柳川のさげもん。7月には平戸の教会巡り。11月に臼杵の石仏、とずいぶん二人で出かけてきた。これだけのお出かけは「やさしいよねー」だけではなく、佐藤さんだって「楽しみ」がなければ付き合いきれないと思うが・・・・・・。

120211 フランス紀行33(日の出)

  パリ発。13:40、MUー554。行きと同じ中国東方航空。日本に着くまでに二度の食事と飲み物。「ワイン、ホワイト」と言ったら妙な顔をしてじっと見ている。遅れましたが、相手は女性のACではなく若い男性だ。やおら「シ・ロ?」という。食事の後、「コーヒー、ツウ」というと「フ・タ・ツ?」といわれてしまった。
 【教訓】生兵法はけがの元じゃないが、日本人(少なくとも私)の知ったかぶりの英語は英語じゃない。「ワイン、ホワイト?」を英語というほうが厚かましいか。発音が全くなってないのを痛感する。日本人らしく日本語で大きく堂々と言えばよかった。それにしても「シ・ロ?」には参った。

 上海に着く前に太陽が昇る。というより「出てくる」といった方がふさわしい。漆黒の闇が少しずつ赤味を帯びてくる。光が広がり始める。朝日が異様に赤い。赤くてあかくて、目を閉じてもいつまでも目の中が赤くてまぶしい。同行の女性が言った。「自然と手を合わせたくなりますよね」。

 太陽が昇ったところで、長かった今回のフランス紀行もこれで お・わ・り!

120208 フランス紀行32(ガイド)

安曇野からはメールで写真を送ってきます。
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○何枚か送りたい場合は、挿入した写真の下にカーソルを持っていき、上の作業を繰り返す。
※写真は120KG位に縮小しないと大きすぎると時間がかかります。
ブログに使う時も上のサイズくらい最適です。
縮小には私は「ペイント」を使っています。
▼ペイント ⇒ ファイル ⇒ 開く ⇒ ファイルをダブルクリック ⇒ 変形 ⇒ 伸縮と傾き
⇒ 伸縮 水平と垂直を100から30位に変えます ⇒ OK ⇒ ファイル ⇒ 名前を付けて保存する

わからなくなったら連絡ください。なんなら行ってもいいよ。

フランスではどこでも専属のガイドが入れ替わり立ち代りついてくる。モン・サン・ミシェルやルーブル美術館についてくるのは分かるが、帰りのドゴール空港にもついてきて、出国の手続きをするのにも専属のガイドがいるというのだから驚きだ。いや、驚きを通り越して噴き出しそうになった。それだけそうしたことで食べている人がいて、それらの人々を守ろうとする組合的なものがあって、そこを通さないと何もできないような仕組みになっているのだろう。
添乗員の江尻さんに、あなたの指示で十分だし、観光地でだってあなたの話のほうがよくわかるからと言ったら、一言、「そうはいきません!」。

フランス紀行も残すところあと一回となりました。その時そのときメモを取り、時間の許す限り文章にしておくとこうしてブログにする時大助かり。それにしてもよくもこれだけ書いたもんだと我ながら感心する。付き合ってくれた方に感謝、かんしゃ