150729 スペイン紀行28(ミハス2)

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 山あいにあるため道は狭く坂が多い。交通手段はもっぱら「歩き」か「ロバタクシー」だ。けっこう馬も多かった。町自体が小さいので歩いても十分回ることができる。といいながら自由散策なので二人で勝手に歩いていたら道に迷ってしまった。それでも小さいのですぐに分かるのだが、けっこう坂道がきつかった。

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 展望台からは眼下にコスタ・デル・ソル(太陽の海岸)が続き、その先は地中海である。天気が良く、空気の澄んだ日には北アフリカを見ることができるそうだ。すぐ真下に緑に囲まれた一画がある。プールのある家が多い。ここはヨーロッパ各地の金持ちが別荘を構えているそうだ。別世界!

150726 スペイン紀行27(ミハス1)

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 ミハスは、アンダルシア地方を代表する、山の中腹にある白く、小さな、愛らしい町である。全ての建物の壁が白く塗られ、オレンジ色の屋根とのコントラストが美しい。「白い村」と呼ばれるミハスは、毎年3月に壁を白く塗るそうだ。それであんなに鮮やかなんだ。アンダルシアの強烈な日差しを遮るためということで、その生活の知恵が期せずして美を生み出している。

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 雲ひとつない青空と吹きわたる風と、白い壁に飾られた青い鉢と紅いゼラニウムの花が、「南国スペインに来ましたよ」と教えてくれる。

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栄ちゃん

 
 認知症が出ているのではという話
  5月に「データベースに接続できません」というトラブルが起きました。もう全くどうしようもなくて佐藤さんにお願いしました。なんとか回復できたのですが・・・・・・・・・・・・・・・・。ブログの原稿は残しているのですが、使った写真は保存していませんでした。これに懲りて全ての写真を外付けのハードディスクに暇に任せて保存中です。その作業中についブログを読み返し、作業が進みません。おまけに間違いが多い。一番は変換の間違いです。アップする前にプレビューで確認し、アップした後も読んではいるのですが・・・・・・・・・・。

 上の写真では、宿題が「主題」に冒頭が「暴徒」に。あれ、これは変換間違いではなく、単に打ち込みの間違いにすぎないのでは。こうして自分の間違いを機械の性にしようとするところこそ「認知症」では・・・・・・・・・・・。どうしてこうなったのかが全く分からないこともありました。全く同じブログが二つ並んでいました。こうなると「変換間違い」とパソコンの性にするわけにはいかないようです。

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 パソコンについてちょっと自慢したいことと認知症が出ているのではという二つの話があります。

ちょっと自慢したいこと   6月に奈良を旅しました。ずっと憧れていた場所でした。事前の学習をみっちりやったおかげで、なんとこれまでで一番長い大河ドラマとなってしまいました。覚悟しておいてください。

 ところで、お寺や神社で「撮影禁止」にたくさん遭遇しました。しかし、紹介したいものもたくさんあります。やはり言葉だけではどうしても伝えきれません。佐藤さんにネットに載っている写真は使えないかと相談したところ、「無理でしょう」ということでした。その代わり、すでにアップされているものへのリンクは大丈夫かも・・・・・・・という話。どうすればリンクできるのか? あれこれやってみました。結論から言うと「できました」。我ながら驚いています。

 上の写真はリンクする方法を忘れないために自分で作ったマニュアルです。この方法を使って実験をしました。「140829東北四大夏祭り5(ねぶた2)」の中の「今、それをネット(←クリック)で楽しんでいます」という部分です。「ネット」という文字をクリックしてみてください。

150720スペイン紀行26(フラメンコ6)

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 店の人の「フィニィッシュ!」という声で外に出る。11時を過ぎていて外は真っ暗だ。さすがにこの時刻になると昼間の暑さも暗闇の向こうに消えている。

 狭い路地をバスまで歩く。途中の店の外で先ほどの彼女たちが待機している。こうして一晩に何軒かの店を回っているのだという。過酷な労働だ。ジプシー出身が多いというのも納得。途中、左手の谷の向こうにアルハンブラ宮殿が浮かび上がっていた。フラメンコに酔った想いを冷ますのにちょうどいい景色だ。

 さだまさしに「舞姫」という歌がある。サビの部分で「『一途』という名の舞姫の/踊りを見たことがあるかい/哀しくて素敵で切なくて/人生そのもの」という歌詞が繰り返される。これが想い出された。

150717 スペイン紀行25(フラメンコ5)

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 最後は男性ダンサー。素晴らしいタップ。切れのある動き。鋭い眼光。決めのポーズ。跳び、跳ね、迫力満点なのだが、やはり始めの踊り子の印象が強すぎた。蛇足ながら、私は「踊り子」といったが、別なツアーでスペインに行き、同じフラメンコを観た甥っ子は「おばちゃん」といっていた。この差はいったい何なんだ。

 後から入ってきて隣に座った二人の若い女性が話している。「素晴らしい踊りなんだけど、もう少し背が高かったらよかったのに!」。背が低い私としてはその感想に納得しながら、少し腹立たしかった。

150714 スペイン紀行24(フラメンコ4)

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 二人目はスタイル抜群。踊りもいいのだが、なにしろ始めの踊り子が凄すぎた。観客たちは正直だ。張り詰めていた空気が切れ、どこかしらゆるんだ表情をしている。

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 フラメンコは、踊り、ギター歌、手拍子、掛け声。この4つが一体となってできているんだとつくづく思う。なかでも「オーレ!」や「ビエン!」の掛け声が印象に残った。

150711 スペイン紀行2323(フラメンコ3)

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 次にやってきたグループは女性二人に男性一人。入ってきた時から違っていた。オーラがあるというか。そう言う話は聞いてはいたが、実際に目の前でそれを見るとそのオーらにゾクゾクしてくる。これが逆だったら前のグループはブーイングだ。

 一人目の踊りが始まる。彼女が立ちあがってポーズを決めた瞬間、部屋の空気が一変する。激しい動き。鋭い眼光。決めのポーズ。指のしなり。飛び散る汗。単なる形容詞じゃない。タップのリズミカルな音。歯切れのよさ。床を踏みならす力強さ。

ザ・フラメンコ!!

 この時間がスペイン紀行のハイライトだった。