140829 東北四大祭り5(ねぶた2)

ねぶたには、凱旋太鼓と出世大太鼓の二つがある。両方とも3mを超えるもので今晩出ていたのは出世大太鼓だった。一つの太鼓に3人の男が敲き、笛や鉦も加わって勇壮でもあり、賑やかでもある。特に賑やかなのが鉦=手振り鉦。手摺鉦(ジャガラ)ともいう。「ラッセラー」の掛け声に合わせて鉦を敲く。歩きながら敲くのも賑やかなのに、ハネながら一斉に敲くのだから壮観だ。個人的には男性よりも女性の演技の方が好きだ。

ガイドさんの話では、前夜祭では笛・太鼓・鉦・跳人(ハネト)などのコンテストが開かれるという。それぞれの凝縮した技が一度に見られる前夜祭(昔、一粒で2度美味しいなんてCMもあったなあ)。今、それをネット(←クリック)で楽しんでいます。

140827 東北4大夏祭り4(ねぶた1)

  自称21歳のガイドさん曰く。人口30万人の街に、6日間の祭り期間中に昨年は300万人もの観光客が押し寄せました。ます席は確保しているのですが、規制が始まる6時半までにたどり着かないと遠くから歩くことになります。遅れないようについてきて下さい。遅れても探しに行けません。と冷たい。雨が心配ですが、少々の雨が降っても「ねぶた」は中止になりません。言うことがかっこいい。雨で濡れるか汗で濡れるか」の違いだけです。参加する人はそうだろうけどな。

  小雨が降る中、時間通り7時10分から祭りは始まる。まずは、ミスねぶたの3人のお嬢さんたちのパレードから。東北まで行かなくても家の中で見れますというねぶたとは大違いの、綺麗で笑顔の素敵なミスねぶた。人形ねぶたは雨に備えて全体を透明のシートで覆っている。迫力に欠けるが仕方ない。ます席からでは写真が撮りにくいので、ます席から降り(有料なのでもったいないが)歩道、それも交差点の信号機を左に、右には交通整理のお巡りさんがいるので割り込んでくる人もいない。

140824 三毛猫さん15(荒島岳)

クルマユリ
イワギキョウ

  三日目。深田久弥さんの生地、百名山に。故郷の山だから選んだという荒島岳(1500m)へ。白山の付けたしと思っていたのは甘かった。白山の疲れと足元の悪さや蒸し暑さに白山よりきつかったような。三日間、かなりハードな行程で久しぶりの筋肉痛を経験しました。

  あまり天気に恵まれない山旅が多いのですが、今回もやっぱり!でした。でも、今回は沢山の可愛い花たちを初見することができて。まずは満足です。

140822 三毛猫さん14(白山1)

ハクサンコザクラ
ミヤマダイモンジソウ

  行ってきました。憧れの白山へ。

  一日目は、標高2000mの山小屋泊まり。宿泊者はほとんどが中高年。働いているのは若者たち、学生さんたち。この対比が少し物悲しいような。

  二日目。頂上を目指して雨具をつけて出発。頂上近くは風と痛いほどにたたきつける雨に往生しました。視界は効かず、ここに綺麗な池があるのですがと説明されても想像するばかり。しかし、花の白山だけあって、見たこともない高山植物のお花畑が広がっていたのには感動しました。

140820 河野談合

6日朝刊

  翌6日の14面には大きく「日韓関係 なぜこじれたのか」と書いてある。「おい、オイ」という話だ。なにを他人事のように書いているんだよ。「こじ」らせたのはおまえじゃないか。言いわけがすんだら朝日はすぐに世界に向かって私たちの記事は間違っていました(本当は嘘を書きましたというべきなんだが)と、32年間発信し続けなければならない義務があるんだよ。

  右には「河野談話 韓国政府も内容評価」とある。いったい朝日はどこの新聞なんだ。この河野談話についても談話発表の93年以降、おかしい、オカシイという話はくすぶっていた。それが今年6月20日の政府の検証結果の公表によって、談話ではなく、ものすごいすり合わせが行われ、妥協の産物としての「談合」であったということが白日の下にさらされたのである。この談合を政治の世界では「政治的判断」というそうだが、こんな判断をさせるために選んだんじゃないんだが。

  ところが、河野洋平は翌21日の山口市内での講演で「報告書は引くべき所も足すべき所もない。すべて正しい。日韓関を良好なものにするために談話を出した」と述べている。朝日もどこの新聞なのかという話だが、河野洋平だってどこの国の人間なんだろう。韓国が日本に向かって非難糾弾し、世界に向かっていわれなき中傷をバラまいている根拠となっているのが、朝日の記事だし、河野談合である。いったいどこを見て「良好な日韓関係」といえるのか。

  書いていながら虚しくなる。本当は「村山談話」についても書きたかったのだが、その意欲も失せてしまった。

140818 さようなら 朝日新聞!

8月5日朝刊

  東北に出発した5日の朝刊に従軍慰安婦についての朝日の言いわけが2面にわたって掲載されていた。それを知ったのは旅行から帰った次の日のことだった。

  びっくりした! 驚いた!! あきれかえった!!! 以前から朝日の記事には偏向が見られるとは思っていた。そして、従軍慰安婦についても、当初から他紙からも、研究者からも、週刊誌からも、おかしいおかしいという声はずっと上がっていた。それでもずっと購読してきたのだが・・・・・・・

  戦争と性、軍隊と性の問題は、残念ながら人類が生まれた時からあった問題であるし、どこの国にもあったことだ。もちろん今でも行われている。だからといって、正当化しようと思わないし、できるわけでもない。それではどうして日本だけが非難されているのか。その元を作ったのが朝日新聞なのだ。吉田清治という全く当てにならない詐欺師の強制連行のネタに、日本軍が直接関与して朝鮮の女性をセックス・スレイブ(性奴隷)にしたという記事を執拗に流し続けたのである。
  おまけに女子挺身隊の話を持ち込んだために、それが「20万人の従軍慰安婦」という韓国の非難、国連の報告へとつながって、日本とはとんでもない国、国民であるという話になってしまった。ただの一市民である私でさえ、学徒動員・女子挺身隊がどんなものであったかがくらい知っているのに、新聞記者が知らなかったで済まされるもんか。だれが考えたって(なかには田嶋さんみたいな人もいるが)おかしいと思うことを、あの、あの朝日新聞が30年以上にわたって垂れ流してきたのにはなにか意図があったとしか考えられない。朝日の罪は重く、「間違っていました・知りませんでした・誤用でした・見抜けませんでした・取り消します」ですむ話ではない。

  私たちの世代の学生時代のファッションといえば、ジュンやバンといった服装を身につけ、手には「朝日ジャーナル」を持つというのが定番だった。それだけ朝日新聞は特別な存在だった。文字通りのオピニヨンリーダーであり「社会の木鐸」だった。それだけに悲しいし、情けないし、腹立たしい。

  このブログではできるだけ政治的な話は掲載しないようにしてきたのだが、今回は腹の虫がおさまらない。もう一度言う。「さようなら 朝日新聞!」

140816 東北四大夏祭り3(青森駅)

丸の内北口から新幹線乗り場までのわずかな間に一人が行方不明になる。奥さん曰く、「うちの人は携帯を持たない人なんですよ」と。こういう時に「持たない人」なんてまるで他人事のように言う。

新青森駅までおよそ3時間。揺れもせず静かなものだから眠りこんでしまい、気がついたら駅まじか。新幹線のために田んぼの中に造られた新駅という。駅の周りが閑散としているのと、降り続く雨のためにいよいよ寂しく感じる。県全体で人口130万人で、県庁所在地の青森市は30万人を切っている。ガイドさんの話では「あと20年もすれば若い人がいなくなってしまうのではと心配している」という。

ねぶたが19時から始まるというので早めに夕食を取る。早めといって16時30分からだ。交通規制に遅れたらバスを遠くに停めなくてはならないので早く食べます、と勝田さん。このあといろんな場面でこの言葉を繰り返される。分かっちゃいるが・・・・・。食事場所は青森港内に係留されているメモリアルシップ「八甲田丸」だった。

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140813 東北四大夏祭り2(東京駅)

羽田に着くとCAのアナウンス通り東京は快晴だった。あちこちで台風の影響で被害が出ているというのに、ここだけは穏やかだ。各自、朝食(どこに行っていいのか分からないので、一番に見つけたカレー屋さんに入る)をとって、モノレールで浜松町へ。8年前、下の娘の結婚式の時、何度かこの駅を使ったがまだ覚えていた。

勝田(添乗員)さんの号令一下、一号車38名、一糸乱れぬ集団行動といいたいところだが、なにしろ後期高齢者が大半を占めるツアー。浜松町駅から山手線で東京駅に着いた時には一組の夫婦が行方不明。ここで東北新幹線に乗るまでは自由行動。ところがどこへ行けばいいのか。ゆったりとどこかへ行ける時間の余裕もない。おまけに丸の内側はお店も何も全くない。駅の写真を撮ろうと外へ出てみたが、全景を撮れるほどの広さの場所もない。なんかイメージしていた光景と全然違っていて、ただただ狭苦しくて、ただただ暑苦しいだけだった。