140207 オランダ紀行19(フェルメール)

  たしかに「夜警」には圧倒されたのだが、私としてはフェルメールの方がいい。それも「牛乳を注ぐ女」の方だ。専門的なことを言えば切りがないのだろうが、それは専門家にお任せして。ただひたすら注ぐことに集中する若い女性の表情がなんとも言えない。ありふれた日常の一コマがどうしてこんなにも訴えてくるのだろう。このあと、この絵そっくりのポーズをとるパフォーマンスを街頭で見ることになる。「手紙を・・・・」の方は絵そのものよりもその手紙の中味が気になった。

  フェルメールといえば、一昨年から昨年の1月にかけて東京・神戸でマウリッツハイム美術館展が開かれ、「真珠の首飾りの少女」がずいぶんと話題になった。唇・真珠・ターバン、はたまたその姿勢まで取り上げて。これでもかとこの絵の魅力を解説していた。テレビのCMでこの少女そっくりの衣装を着けてそっくりのポーズで「リョーユーパン 好きです」っていうのがあった。この少女もかわいい。

  ちょっと気になったことがあるのですが、昔美術で習った時には「青いターバンの少女」だったはずが、いつから真珠に変わったのだろう。