120302 長崎ランタン6(エイサー)

 夜までにはだいぶ時間があるので、寺町通りまで出かける。通りすがりの観光客が「立派なお寺ばかりね」と感心していたが、名前の通りたくさんのお寺が並んでいる。その中の「興福寺」ではこれから「エイサー」があるというので300円払って境内へ。日本最古の黄檗宗の寺院で、山門が朱塗りであるところから「あか寺」とも呼ばれている。本堂の大雄宝殿には航海の神様「馬姐(まそ)」が祭られている。「まそ」の「そ」は「祖」と書かれている場合と「姐」と書かれている場合がある。どちらが正しいのかはたまたどちらでもいいのか。気になって夜も眠れないとは昔そんな漫才があったなあ。個人的には「姐」の方が好みである。調べてみると「姐」には「あねご」とか「ねえさん」といったニュアンスの意味があるらしい。神様というよりずっと艶かしい親しみがある。
 本堂前の境内でエイサーが始まった。下段の左、中の女性は先頭の真ん中に位置している。流行のAKBでいえばセンターの前田敦子か。やはり目立つ。ひそかにこれが「姐」だと思ったりして・・・・・。中の男性はなんともいい味の顔である。一人だけ沖縄的な顔をしている。右の写真の女性はセンターではないが、若くて生き生きしている。すごくいい笑顔を撮ったはずなのにぶれてしまっていたのは残念。雨の中、本当にご苦労様!
 その雨も降ったり止んだり。キセキの「キ」が始まったかなといい方に考える。