110909 平戸紀行8(聖フランシスコ・ザビエル記念教会)

 坂道を登りつめると、まず目に入ってきたのは突き当たりの道に佇む中学生くらいの少女の姿である。ここにこんな風景が、と思えるものであった。右手には大きなモスグリーンの建物が見える。昭和6年に建てられた鉄筋コンクリート造りの教会だが、それにしてもモスグリーンの外壁は教会では珍しい。
 表に廻ると、聳え立つ巨大な尖塔がゴシックならではの力強い印象を与える。個人的には宝亀教会や田平教会など、小ぢんまりとした信者の顔が見えるものが好きである。見る人の目を上へ、空へと導くのはゴシック建築の最大の特徴だが、ここでは外壁にたくさん造られた白い(モスグリーンに白でよく目立つ)尖塔が、見る人の心をより天へと誘(いざな)う効果を与えている。協会の隣には「ザビエル記念像」が立ち、平戸と始めてキリスト教を日本に伝えたザビエルとの深いつながり・歴史を教えてくれている。
 教会の前にある土産物屋(他の教会では全く見られなかったことをどう解釈しようか?)で佐藤さんにアイスをおごってもらった。じめじめした暑さの中、口に広がる冷たさがなんとも心地良かった。 

110907 安曇野通信(白山石楠花)

安曇野から残暑見舞いが届きました。
この花は「白山石楠花」というそうです。

  「今年の夏でほぼ八ヶ岳は踏破しました」とあったので、若いなあと感心していたら「もう少し若ければと思うことしばしばです」とあった。八ヶ岳を踏破なんてずいぶんと若いですよ。一つ下の私の方が腰が悪くて久住に行けなくなりました。
 若いといえば、安曇野が舞台の「おひさま」に出ている『吉村実子』との40年前の小さな交流がメールに書いています。「その時、きれいな人だなあと思いました」とあるが、次はダレが登場するだろう、楽しみです。彼女、たしか今井監督の「豚と軍艦」に出ていたね。

110906 平戸紀行7(寺院と教会の見える風景)

 平戸を紹介したパンフレットに決まって出てくる絵は「寺院と教会の見える風景」である。海岸通りから一つ入った道から坂道を登って行くと、まず瑞雲寺、その上には光明寺。それらに重なるように教会の尖塔がのぞき、和と洋が交じって独特の雰囲気を醸し出している。
 教会のそばにも駐車場は完備されているが、できれば海岸にある交流広場の駐車場(無料)に停めて、この坂道を登ることをお薦めする。パンフレットには「健脚向き」とあったが、ゆっくりと風景を楽しみながら登れば特にきついものではない。苔むしたお寺の塀に紫陽花が咲き、うっそうとした木々の下を坂道が通り、雰囲気のある常夜灯(というのかな?)が佇んで、この風景だけでも見る価値がある。 

110903 平戸紀行6(昼食)

     
     

 ここまで観光課の方に教えていただいた通りのコースをたどってきた。残すはもうひとつ「聖フランシスコ・ザビエル記念教会」だけになった。ところが、平戸の町にたどり着いた時にはすでに午後1時になってしまった。何はともあれ昼ごはんだ。車を平戸交流広場の駐車場に停める。その入り口にある観光案内所で教えてもらった中から「旬鮮館」を選ぶ。
 案内所からすぐ見えるほど近いということと、その日の朝に定置網で獲れた魚を選ぶとその場でさばいてくれるというのがその理由である。とはいえ、探し回るのが面倒くさいというのが本音か!?
 生簀の中からヤリイカとイサキを選ぶ。刺し身にしてもらい、それにご飯と味噌汁がつく。皮付きのイサキの刺し身がコリコリとして美味い。これにビールが飲めればいうことないのだが・・・・・。だからといってノンアルコールを飲みたいとは思わない! 

110831 平戸紀行5(紐差教会)

  紐差(ひもさし)の町を一望する高台にあり、鉄筋コンクリート造りの白亜の教会である。「白亜」ということばが似合う色と規模だ。かわいらしい宝亀教会のあとだけに余計にその大きさが際立つ。信者の数も多いという。平戸島に住む半数がこの教会に属しているそうだ。
 ここには訪問者がメッセージを書けるようにノートが置かれていた。
 20日の欄には「北九州より来ました。大スキ!」とある。もう一つ、「熊本から来ました」。ここまでは理解可能なんだが、30日には「横浜市○○区○○2-16-18 △田△徳」とある。住所まで書いて、何を期待してるのか?25日には「大分県中津市下池永○○○ー○ △井△△・△△」とある。思わず佐藤さんと顔を見合わせてしまった。二人とも中津市在住で、佐藤さんにいたっては「上池永」に住んでいる。ただの偶然に過ぎないし、だから何なんだ、なんだが・・・・・。こんなこともあるんだよね!

110828 平戸紀行4(宝亀教会)

 平戸大橋を越え、左折し南下する。千里が浜、川内港沿いに約20分。左に海、右に山。間を国道383号線が走る。今日は海沿いから山道に入ると決まって雨が降るか靄がかかる。案内板が出ているので右折し山に入る。「宝亀教会」「宝亀教会・参道」と続き、「宝亀教会・保育園」という看板が出ると教会はそのすぐ先である。山あいにひっそりと佇む木造の小さな教会が姿を現す。
 今日見た教会の中では最も小さいものである。だけに、いかにも信徒たちの手造りといった雰囲気がある。左右側面にはテラスが設けられ(教会でこんな形ははじめて見た。そうか、長崎の洋館と同じだ)、テラス側のドアが開けられていて光と風が入っている。今日のような梅雨空には特に気持ちがいい。
 なんといっても素晴らしいのは正面から見た眺めである。白い漆喰とレンガ色のコントラストが美しく、小さい教会ながら信徒たちの誇りが感じられて好ましい。

110825 平戸紀行3(田平教会)

 とにかく絵になる教会である。高台にあって、遠くからでもレンガ造りの優美な姿を見せてくれる。今回見た4つの教会の中でも一番素敵なものだ。あまりそういうことを言わない佐藤さんまで言うのだから確かである。数多くの教会を設計した鉄川与助自身も「自信作」と言ったそうだ。3年の歳月をかけて信者たちの手で造られたそうだが、彼らの思いがそのままにじみ出た素晴らしい教会である。
 ところが、ドアには鍵がかかっていて中に入れない。中はあきらめようかという(こういうところに性格の弱さが出てしまう)と、「せっかく来たのだから開けてもらいましょう」という。今日の佐藤さんはけっこう強気だ。 さいわい、裏の小さなドアをためしに押してみると、開いてしまった。
 内部は白い柱で三つに分かれており、上へ上へと目と心を向かわせる。絵画を思わせるステンドグラスと白い柱と高い天井と、隣には信徒の眠る墓地もあって、辺り一帯不思議な空間を創り出している。

110822 平戸紀行(日頃の行い)

K2さん、ほんとに小説のような話ですね。私もロマンチストだと自負しているのですが、安曇野の住人には負けます。33回忌なんてあってはならないことなのでしょうが、そういうことを背負って生きていけるなんて、ある意味、○○な事なのかも・・・・・・・・

平戸大橋 平戸城

 今年は例年になく梅雨らしい梅雨になった。それも週末のたびに決まって大雨だったような気がする。6月11日(土)、18日(土)、25日(土)と雨になり、決行したのが7月の2日になってしまった。その間、19日には高速料金上限1000円が廃止になり、散々である。
 今回もまた、「土ーくもり、日ー曇りのち晴れ」と良くなるはずが、土曜日は激しくはないが雨の予報に変わってしまった。とはいえ現に降っていない以上、出発である。日田の手前でフロントガラスに雨とはいえないがしずくがかかってきた。高速道路上では何度か降られたが、どうしたことか始めに訪れた「田平教会」で始めに傘を使っただけで、平戸にいる間、あとはほとんど降られることはなかった。日頃の行いが・・・・とは言わないが、帰りの高速では雨のために80キロ規制が出ている状態なので、やはり「日頃の行いが」だったのか。
 しかし、紅く化粧された平戸大橋も、平戸の海を臨む山に立つ平戸城も、靄の中にかすんでぼんやり見えるだけである。青空の中で見ることができたらと残念でならない。