100404 風土記の丘・宇佐神宮

 桜の時期になると必ず訪れる場所がある。国東半島の香々地少年自然の家の手前、夕陽百選にも選ばれた「粟嶋神社」の参道である。ある方に連れられて出かけたのがもう四半世紀も前になる。この頃は孫を連れて出かけている。海沿いのため1週間ほど満開が遅れる。今年は横にやせっぽっちの男の子が座る。案の定、満開には程遠かった。その代わり菜の花が咲き誇っていた。この頃では菜の花の方が有名になりつつある。

 帰りに「風土記の丘」に立ち寄る。ここは今日の強い風も吹くのを避けてくれたようで、あたたかな陽だまりでは桜はもちろん満開。多くの花見客が飲んで食べて、大きな木の下では大正琴の演奏が行われていた。

 もう一箇所、「宇佐神宮」に向かう。ここでは十号線沿いの桜並木が見事なのだが、私は境内の池のほとりに立つきれいな桜が好きだ。この池では時々カワセミを見ることができる。獲物を求めて水面に飛び込む姿はまさに「飛ぶ宝石」である。この池には6月頃から黄色の小さな花が水面からのぞく。名前を「コウホネ」という。この名前を教えてくれたのは粟嶋神社の桜の君である。

 ここでの一番いい場所に先客がいた。年老いた夫婦が寄り添って弁当を食べている。うらやましくなる光景だが何かが引っかかった。引き上げようとするとその夫婦も立ち上がった。男の方を見て「あっ!」と声を上げた。なんと一つ先輩の元校長さんである。こっちも驚いたが相手もまさかである。こんなことがあるから人生は楽しい、とは大げさか。 

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