150923 スペイン紀行45 パラドール2

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 部屋の番号は壁に手描き(前回)されている。天使の描かれたその絵がいかにもこのパラドールにふさわしい。鍵もカードキーではなく真鍮の鍵。ずっしりと重い。開けるにはコツがいりますと言われたが、どうしても開かない。ホテルの人が笑いながら教えてくれたが、彼がいなくなるとまた開かない。ふつうだと腹が立ってくるのだが、どうしたことかそんな気にもならない。隣の部屋の人が見かねてやってくれたが上手くいかない。やっと開いた時には二人で笑ってしまった。

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 元修道院なので、修道士たちの個室が宿泊部屋になっている。小さな部屋で、いかにもホテルという設備もない。テレビもない。質素な造りながら、清潔で心が落ち着く。

 写真をアップしながら今気が付いたのだが、鍵に「DESDE 1928」とある。スペイン語で「DESDE」とは英語でいうところの「SINCE」と同じ。つまり、「1928年から」となる。そんなに古い鍵が今も現役で使われているのか?!なかなか開かないはずだ。

150920 スペイン紀行44 パラドール1

 コルドバから3時間かけてアルマグロへ。それもただ宿泊するためだけに。今回のツアーのキャッチコピーは『国営ホテル「パラドール」に泊まる!王道のスペイン周遊8日間』と「パラドール」が強調されている。「王道の」というのがちょっと気恥ずかしいくらいだが。 

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 坂井さんが事或る毎に「パラドールに泊まります」と繰り返すだけのことはある。ちょっとうるさいなと思ったりもしたが・・・・・・・・・。18世紀の修道院を改造したもので、都会の近代的なホテルと真逆な造りになっている。わざわざそうしたのではもちろんないけど。誰のアイデアなのか。これではなかなか予約が取れないというのもうなづける。

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150916 スペイン紀行43コルドバ4(花の小路2)

 この小道の先は行き止まりで、少し広くなっている。けっこうたくさんの人で一杯だ。ここまで来て坂井さんが言う。「さあ、みなさん。振り返って見てください!」。

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 なんと、今通ってきた白壁の間から、先ほどまでいたメスキータの鐘楼が見える。お~! 何とも言えないため息が出る。絶景のスポットだ。時季も最高。鐘楼が見えるだけじゃありふれた風景。白壁と青い鉢と赤いゼラニウムと太陽の光で、この小道が最も輝く向こうに鐘楼が見えてこそ絶景だ。坂井さん、見えを切るはずだ。

 前号で、「ミハスで見た景色」を忘れた方、探すのが面倒な方のために、「リンク」をやって見ました。上手くいきました。上手くいってホッとしたと同時に、やった~!!という自惚れもあります。クリックしてみてください。

150913 スペイン紀行42 コルドバ4(花の小路1)

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メスキータを出て、「次は花の小路に向かいます」という。なんとまあ可愛い名前を付けたもんだと思ったら、たしかに「花」がある。白壁に青い鉢が人の高さよりも高く飾られ、この時期、赤いゼラニウムが映える。たしかに「小路」だ。人がやっとすれ違える幅しかなく、長さも20mあるかな。可愛く美しいのだが、これでコルドバに名所とはちょっと大袈裟じゃないか。

同じ「花に小路」なら、青い空に吹き渡る風、白い壁に青い鉢と赤いゼラニウム。ミハスで見た景色(←クリック)の方がずっと美しかった。

150910 スペイン紀行41 コルドバ3(メスキータ)

 メスキータとは英語のモスクのことで、キリスト教徒によるレコンキスタ(領土回復:世界史の授業で習った覚えがある言葉だ)によって他のモスクが全て破壊されて、今残っているのはこのコルドバだけである。ところが、内部に大聖堂が新設され、イスラム教徒とキリスト教徒が同居する世にも珍しいものになってしまった。

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 感動したのは「円柱の森」と呼ばれるもの。馬蹄形の上部が赤と白で飾られ、その上二重になっている。これが薄暗い空間にどこまでも続く。

 

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150907 笑 顔

ツユクサ3
すっかり秋の空気です

 

 いつからだろう、素敵な笑顔を見るようになったのは。

 2年ほど前から、夜のウォーキングの時に3人の若者とあいさつを交わすようになった。決まって19時前にワンダーランド前ですれ違う。勤め帰りのようだ。始めは照れくさそうに頭を下げるだけだったのが、いつからか小さな声で「こんばんは~」と吸い込まれるような笑顔で声をかけてくれるようになった。

 東浜にある工場に勤めているようだ。住んでいるのは最近雨後のタケノコのようにできたアパートだと思う。最近会わなくなったなと思っていたら、3人の中のひとりが、19時過ぎに私を追い越して行くようになった。夜勤になったのかな。日もほとんど落ちている時間だが、追い抜きながら、わざわざ振り返って大きな声で「こんばんは~!」という。そしてその時の笑顔がなんとも明るく、こちらの心を癒してくれるのだ。

 

センニチコウ1
プランターから落ちた種から今では一面の千日紅が・・・・・

 

 全く知らない、縁もゆかりもない、どころか日本人でさない。おそらくベトナムかミャンマーか。あの明るい屈託のない「笑顔」は東アジアでは絶対ない。インドネシアやタイでもないだろう。日本人がとっくの昔に失くしたものだ。豊かさと引き換えに。

 お父さんは不思議とああした人たちと仲良くなれるよねというが、どうしてだろう。なんか持ってるのかな?

150904 スペイン紀行40 コルドバ2(アンダルシアの美女)

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 門の内側で若くて綺麗な女性がバイオリンを弾いている。「アンダルシアの美女」だ。音色に惹かれたのか、彼女の清楚さに惹かれたのか、立ち止まって聞き入ってしまった。「コルドバ ブエンテ門」で検索したら、ある投稿の中に同じようにバイオリンを弾いている女性が写っていた。服装からは冬の季節のようだが、おそらく彼女ではないか。この人は何に惹かれて撮ったのだろう。前のケースには「CD」が置かれ、「10€」の文字が・・・・・・・・

 門のすぐ近くのレストランで昼食を食べる。このレストランの入り口に面白いものを見つけた。男性用の写真はボケているので女性用を載せる。おそらくユーモアのつもりだろうが・・・・・・・・

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150901 スペイン紀行39コルドバ1(ローマ橋)

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 コルドバでまず訪れたのが「ローマ橋」。「ローマ」と名前が付いているが、戦乱と動乱のたびに幾度となく破壊され、改修されてきたので、橋の上部はけっこう新しい。橋の対岸に建造物が見えるが、名前は「カラオーラの塔」と呼ばれている。今は内部が歴史博物館になっているが、往時は街を外敵から守る砦の役割を持っていたそうだ。写真のおっさん、暑さに参っているようだ。

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 この橋から道ひとつ隔てて旧市街への入口である「ブエンテ門」がその重厚な姿を見せている。門の先には午後のお目当てである「メスキータ」が見える。