本堂は瓦葺の二層構造の屋根になっています
あまり見たことはありません
真正面には格子状の柵があって中を見ることはできません
正面の扁額の文字はかすれていて判別できません
判別できたとしても、読めなかったことでしょう
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ということで、ここは早々に切り上げて上を目指そうと思います
それにしても、本堂の向かって左の紅葉の見事なこと
真紅と言えそうな鮮やかさです
仁王門をくぐると、石段が迫ってくる
いったい何段あるんだろう、つい愚痴りたくなる
この現象もいつもいう「加齢」なのだろうか
この石段は「男坂」と呼ばれている
男坂というくらいだから急でもあり、段数の多さも仕方のないことだと思うが、
それなら「女坂」はどこにあるんだろう
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振り返って見ると、仁王門は前から見た時とは全く違う姿を見せている
壁の白さもそうですが、
私が言いたいのは屋根の上ですよ
前景では枯れ葉一枚もないきれいな茅葺きの肌をしているのに、
後からは枯れ葉どころか草も生え、雑木さえ生えている
これはこれで趣があると言えないこともないけど・・・
手抜きというか、ずぼらというか・・・・・
夜中、今日借りてきた本を読んでいると、何かが気になって仕方なかった
そうだ!今日は15日だ。ブログを書く日じゃないか…
もう12時前だ 明日朝に書こう!!
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茅葺きの屋根が非常に特徴的です
瓦葺よりも、この方が嵯峨野の地にふさわしく上品に感じます
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とも思いますが、仁王門という言葉の響きには少し似合わないかな
それにしても紅葉に包まれた茅葺きの仁王門もいいですね
門の両側には運慶作の阿吽の仁王像(←クリック)が境内を守護しています
東大寺の阿吽の像はすごい迫力の筋肉美でした
ここの仁王像は規模ではとても敵いませんが、守護という言葉にふさわしい目力です
ところがそれを表現する写真が私のアルバムの中にはありません
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ということで、ネットの中に見つけましたのでリンクしておきます
このお寺は嵐山を形づくる一山である小倉山の山肌に張り付いています
百人一首の26番歌・藤原忠平の歌に
「小倉山峰のもみじ葉心あらば 今ひとたびの御幸待たなむ」と歌われています
中学校で担任をした時は、学級会では百人一首大会、
国語の授業の古典の時は、枕草子や徒然草に奥の細道の冒頭の文章を暗記させていました
15・6年前の同窓会では、全員が「春はあけぼの・・・」と暗唱してくれたし、
自分の好きな百人一首の歌を歌ってくれました
けっこういい教師をしていたのではないかな
自分で言っちゃうか?とは思うが、せめて自分でもこうして痕跡は残しておかないと
存在さえなくなってしまうのではと不安です
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太い角材を格子に組んだ山門
すき間から境内がうかがえる
よく言えば「開放的」です
妙に立派なものより、寺の大きさに、そして、この地の景色に溶け込んだ門と言えるのではないか
そういえば、どこかで「ここは塀のない寺」と書いていたのを思い出した
たしか鎌倉でだったと思う
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ありました!!!
浄智寺の門でした
最近も書いたような気がするが、今、ある作家に嵌っている
警察小説を書く作家は数あれど、肩の凝らない文体で数多くのシリーズものがあるので、
何度も読み返してきた
そろそろ終活の意味で改めて計画的に読み直そうと図書館で借りることにした
「隠蔽捜査シリーズ」を終えて、今は「安積班」に取り掛かっている
シリーズ4の「半夏生」を終えて「花水木}を読み始める
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と思ったのだが、つい新しい本を見つけてしまってそちらを読み始めたらもう止まらない
周囲から「変人」と言われながらも「原理原則」を貫き通す「竜崎信也署長」の後任として
大森署にやってきたのが「藍本小百合署長」である
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類い稀な美貌と天然な性格を持つ女性キャリア署長
貝沼副署長に言わせると「美は力なり」だし「途轍もなく強力な武器」だそうだ
よくもまあこんなキャラを考え出すもんだ
もうクスクスが止まらないストーリー
ぜひぜひ読んでこのクスクスを共有してもらいものである
竹の小径を通り抜けると、急に紅葉が増えて来た
常寂光寺まであと少しである
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紅葉の先、水路沿いの向こうに小さな社が見える
この辺りの住んでいる人か、老夫婦がお参りしている
それとも掃き掃除なのかな
いかにも京都といった光景である
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この写真は、23年の年賀はがき(←クリック)に使いました
念のため(何のため?)リンクしておきます
次の目的地「常寂光寺」までここから840mで約10分
狭い道を進むと天龍寺の北門が見えてくる
その先が「竹林の小径」と呼ばれる場所だ
時間は10時28分 観光客でいっぱいだ
こういった場所で似合うのは人力車に乗った若いカップル
近づいてきたのでじろじろ見たら、けっこうな熟年のカップル
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人、ひと、ヒト・・・・・でしたが、ちょうど柴垣の修理をしている職人さんに出会った
昔から親父の自転車の後ろに載って大工さんの仕事を見るが好きだった
同じ町内の日豊線の線路沿いにあった竹屋さんに出かけて、
竹を金具で4本に割るのを、あるいは竹ひごを削るのを
飽きもせずじっと眺めていたのを思い出した
立ち止まってじっと見ていたので、変なおじさん(おじいさんか)と思われたかな
1字増えるだけでずいぶん印象が違うな
外に出るとすると、囲碁に公民館へ行くか米山公園に歩きに行くかくらいである
それが今日は珍しく、ナフコに花壇の土を買いにとゆめタウンのダイソーへ出かけた
ゆめタウンはほんとに久し振りです
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畑に植えたキュウリに「ウリハムシ」がたかっていて、しまいには食べられてしまいそうである
そこでダイソー(後期高齢者の味方)でスプレーの容器を買う
小銭入れから「110円」を取り出して払う
スマホに入れている「ペイペイ」でもいいのだが、つい小銭入れを出す
これも後期高齢者の性か?!
一度車にスプレーボトルを置いてから、もう一か所、本屋に行く
ところがいざ、端数の「155円」を出そうとすると小銭入れが見つからない
小銭はいいのだが、ナフコやヤマダのポイントカードや何か所かの診察券を入れている
探し回ったがどこにも見つからない
仕方なくダメもとでとサービスカウンターに届けておく
もちろんカウンターにも届いていないのだが、帰り着いたら即電話が入る
めったに電話の架かることないのでついビクッとしてしまう
これは後期高齢者は関係なく、ただ交友が少ないだけです
昨日のテレビで、外国人観光客が失くした財布が戻ってきた
なんて日本という国は素晴らしいんだと感激していたのを観た時には、「またまた・・・」と思ったのに、確かに日本はすごいなあと納得した