100112 シェ・タニ

シェ・タニ瀬の本店 二つは多すぎた シェ・タニから見た久住山(?)

 連れ合いが「シェ・タニに行きたい」と言い出した。友だちからいただいたバームクーヘンが美味しかったからと。こういう頼みはできるだけ断らないようにしている。特に用事があるわけでなし、こうした変化もまたブログのネタになるからである。

 ナビにお店の電話番号を打ち込むと「ピンポイントのデータがありません」と出たが、ナビを信用して出発する。これが悪夢の始まりとも知らずに。ネットで調べた時には「やまなみハイウェイ」の道路沿いだったのに、ナビは山の中へ中へと連れて行く。とうとう山の中の集落で「目的地周辺です」と出て放りだされてしまう。唖然としてしまう。どう見たってケーキ屋のあるような場所ではない。近くの雑貨屋さんで道を尋ね、それにしたがって車を進めると、しまいには雪道に出てしまい、橋の上などでは滑ってしまう。

 思い切ってナビを切り、道路標識に従って進むと簡単にやまなみに出てお店も見つかる。「ナビの奴、役に立たん!」と腹を立てたが、今これを書きながら思いついた。計算の条件の一つで「距離優先」にしたため山道に入ってしまったのだと。「機械はマチガワナイ。マチガウのは人間である」を地でいった典型的な事例である。

 シェ・タニはほんとにやまなみの道路沿いだった。これならナビなんかに頼らない方が早く着けたのに・・・・。周囲には食材を扱うお店やスパなどが点在していた。バームクーヘンとスウイートポテトを買った後、コーヒーとケーキのセットを注文する。席からは久住の高原がパノラマのように見え、大きな窓から差し込む日差しが暖かい。

100108 山茶花

 この時期になると庭の中はほんとに寂しくなります。夏から秋にかけてあんなに色鮮やかだった植物たちも、すべてが色を落とし、葉が枯れて、静かに眠りについています。それでもマンサクの木の下では6月に種まきから始めた「さくら草」がそっと花芽を覗かせています。あと少しで可愛いピンクの花を開いてくれるでしょう。南側のテラスはビオラの苗が占領しています。種まきが遅くなったためまだ花芽は出ていません。

 12月には山茶花が満開でした。南側の木は大きくなりすぎたが、その分花も溢れんばかりに咲き誇っていました。たしかこの花はここに移ってきてから植えたものです。すぐ横にあった八朔の木は母親のために部屋を建て増した時に切ってしまった。時期になると近所の人がもらいに来るほど、大きな美味しい実をつけていたのだが・・・・。

 東側の隣家との境にはピンク色の花を咲かせる山茶花を数本植えた。築百年以上は経っていたその家も壊され、大分伸びた山茶花が吹きっさらしになって寒そうだ。上品な色の花で、高橋元吉の詩、山茶花にある「うすきときいろもさし」という一節を思い出した。朱鷺色とはどんな色?ひっそりとして、哀れで、悲しみをこめた淡い桃色と思うのは、いったん絶滅したトキのイメージからか。

 そろそろ「ろうばい」が咲く頃です。

100101 はじめまして

井筒屋新館前 映画館のポスター

 家を8時半に出る。やはり元旦。ほとんど車は走っていないし、歩く人の姿も見ない。小倉の街に入ってからやっとたくさんの車と人を見る。井筒屋が元旦から初売りを始めたのである。スーパーが始めた時も、なんで元日から、と驚いたが、とうとうデパートにも波及したわけである。新聞では今年の冬はボーナスも出なかったと報道していたが、ほんとの話なんだろうか。

 10時から開店というのでその前に着いたのに、すでに店の中はお客でごった返している。寒い中、3,000人からの買い物客が並んだので開店を早めたそうだ。しかし、福袋やバーゲンの会場以外はお客はいまいち。買う方は正直だしシビアだ。

 私は昼食をとってから連れ合いと別れ、リバーウォークへ「アバター」を観に行く。特に観たかったわけではないが、時間つぶしにはこれが一番だ。図書館の彼女が暮れに行って「よかったですよ!」というし、テレビでもさかんに宣伝していた。3Dというので期待したが、「うおー!」とのけぞったのは1回きり。眼鏡を付けなければならないのも意外とうるさい。内容もお約束どおりのもの。まあ、3時間近くあったので時間つぶしには十分だった。

 3時半に新館の「アフタヌーン・ティー」で落ち合ったが、連れ合いの機嫌はそうとういい。何年ぶりだろう、会うなり腕を組まれた。聞くと、目当ての服を期待通りの値段で買うことができたそうだ。ずっと興奮気味だったが、買い物でここまで幸せになれるのは女性の特権か。今日の私は、映画と生ジュースだけ。

今年もこんな風に始まりました。どうかたくさんの方に見てもらいたいし、たくさんのコメントが来ますように!

091231 来年も良い年でありますように!

 27日。昨晩飲んで歩けなかった分を取り戻そうと昼からヤマダ電機まで3㌔の距離を歩く。帰ってびっくり。玄関のドアに「山芋」が立てかけてある。慎重に(折れないように竹に蔓で縛ってくれている)山芋の身長を測ると105cmあった。月初めに山芋掘りに行こうと誘ってくれたのだが、私の方が都合が悪くてお流れになっていた。午前中掘りに行った収穫の中から立派な物をわざわざ届けてくれたのである。「旬のものはいいでー!」という彼の顔が目に浮かぶ。こういうことが友情を深めてくれる。今晩はお気に入りの「とろろ飯」。

 29日。連れ合いは今年5回目の、そして、私は3回目の、今年最後の忘年会を二人でする。場所は「一合」。風がなかったので歩いて出かける。そこで見たお品書きには「わたりがに2,500円」とあった。前回は2,800円だったが、家では6匹1,000円で手に入る。さっそく次の日に買ってきてもらう。この写真を撮っている時にはもちろん生きて動いている。私をじっと見つめる目が「俺を食べるのか!」という。迷わず成仏してもらうために精一杯美味しく頂いた。

 本当のところ、東京物語で今年を締めくくろうと思っていたのですが、生きている以上けっこう書くことがあるもんです。まあこれもいいかと私らしく最後を食べ物で締めくくることにしました。6月から始めて、いつまで続くかと思っていたのによくもまあこんなに書けるもんだと自分でも感心しています。読んでくれている人がいるということが一番の励みでした。できたら「もっとコメントを!」とは思っているのですが・・・・。それでは、「おーちゃんのブログ」を覗いてくれてありがとう。来年は4日から始めます。
来年も良い年でありますように!

091229 幼虫

庭の草取りをすると必ずこの幼虫が出てくる。何の幼虫ですか?

 27日日曜日、風は冷たかったが、日向ではぽかぽかする。公民館に飾ったサルビアのプランターの片付けをする。全部で18個もあるのでけっこう時間がかかった。その中で3つのプランターから幼虫が出てくる。少ないので8匹。多いのになると17匹も入っていた。それを見たとたん、以前いた犬を思い出した。それも昨年亡くなった「白」ではなく、その前にいた犬である。

 名前を「ゆう」という。登録に行くと名前は?と聞かれた。「ユウ」と答えると「どんな字を書きますか」と更に聞かれたので、面白くなって男の子が生まれたら付けたかった「裕」という字を教えた。真面目くさって書類に「裕」と書き込む担当者の顔を今でも覚えている。その犬は連れ合いの友だちの家で飼っていたメス犬に子どもができた時にもらった犬である。芝の血を引いているとかで小型のお嬢さんであった。

 私が庭の草取りを始めるとすぐ横に来てうずくまる。草を取った跡からたまに虫の幼虫が出てくる。何気なしに投げてあげると喜んで口の中に入れた。それ以来、それがほしくて、私が草取りを始めると待つようになったのである。ハイジに出てくるヨーゼフがカタツムリを口に入れるのに似ている。同じ犬でも裕の後に飼った白は全く見向きもしなかったが。

 裕は穴掘りに励んだ庭の中で眠っている。

 下の娘が椿で飾ってあげた。

091228 忘年会Ⅱ


お店のコーナー

マスターお薦めの白ワイン

 26日、急遽忘年会が入る。クォータインの店長恵良さんと話していたら、急に飲もうかになった。それも今日がいい。今日しか空いていませんという。これから31日まで毎年2日に行っている福袋の売り出しの準備で毎晩遅くなるそうだ。連れ合いも入って三人で「ヴォライユ」に。3時頃に予約を入れたらもうカウンターしかないという。

 連れ合いがお茶の先生たちとの忘年会で頼んだコース料理が良かったというので同じものを注文する。コースといってもそこはそれ、年金生活者でもたまに行こうかと思える値段である。前菜で出た中では鴨の燻製が美味しかった。二品目の名前が「カルパッチョ」というそうだ。日本でいう刺し身に相当するものだとは考えもつかなかった。彼が「醤油をつけない刺し身もいいですね」なんて言ったが、意味が分からず笑ってごまかしておいたのだが・・・・・。メインのお肉は耶馬溪の地鶏で美味しかった。ワインはマスターお薦めの白ワイン。きりっとした味で2杯も飲んでしまった。最後のデザートには笑ってしまった。真面目一方のマスターのすることよ。理由は写真を拡大してください。

 楽しいおしゃべりと美味しい料理を堪能し、そのまま帰るはずが、連れ合いのたっての希望で「フォー・シーズン」に行く。50過ぎてやっと結婚したマスターはすぐ気づくほどふっくらとしている。思わず「太ったね!」というと、「幸せ太りです!」と返された。横にいる奥さんもふっくらとなっていた。

091227 東京物語最終夜(キャビン・アテンダント)


羽田空港

1枚では寂しいので

 席(54F)について、上着を脱いで、新聞を読み始まるまでは順調だったのに、急に咳き込み始める。それでもこれまでだと水を飲んだり、のど飴を舐めたりすると少しは落ち着いていたのに、今回に限っては治まるどころか激しくなり続けて、咳の止まる時がない。

 のどは言わずもがな、身体全体がほてり、目がチカチカしてくる。あまりのことにトイレに入ってシャツを1枚脱ぐ。機内の暖房が自分には耐えられないほどだし、下着はユニクロのヒートテック。普通のにしとけばよかった。咳のし通しで汗が出て、それで体温が上がり、むせてしまう。悪循環である。

 キャビン・アテンダントの方にお願いしてだれもいない最後尾の席へ移動させてもらう。快く応じてくれただけでなく、体温計は持ってきてくれるは、熱冷まシートまで持ってきてくれるのにはただひたすら「ありがとう!」というばかり。文字通り「有り難い」体験ではないか。生まれて初めて「熱冷まシート」なるものを額に張ったが、その冷たさの気持ちのよかったこと。

 そのあと、回ってくるたびの声をかけてくれる。咳は苦しかったが、その声を聞くだけでだんだんと治まってくる。「病は気から」を地でいって、とうとう治まってしまった。「私も秋に風邪を引いて、咳で胸を痛めてしまいました」などと話してくれた。キャビン・アテンダント(やはり昔ながらのスチュワーデスでないと実感がわかない)とゆっくり話すなんて経験がなかったので(おそらくほとんどの人はないと思う)、この「咳」もありかなんてニヤケた思いになってしまう。最後になって胸の名札を見る。それまではどうしても見る勇気がなかった。こんな思いをするなんてまだまだ捨てたもんじゃないな。

 「吉田」とあった。

091226 東京物語(東京駅から空港へ)


皇居側から見た丸ビル街

 明け方になって寝入ってしまった。起きたのは8時半。あわてて33階へ。昨日と同じ席に案内されたのにはびっくり。

 10時にホテルをチェックアウトしてシャトルバスで浜松町駅へ。コインロッカーに荷物を預ける。以前ロッカーが分からなくなって往生したことがあったので今回は慎重の上にも慎重に。山手線で東京駅へ。「3時にここ(八重洲北口大丸前)」と決め、それぞれ単独行動をとる。とてもじゃないが彼女のデパートの買い物ツアーには付き合いきれない。単独行動の気楽さを覚えると病みつきになってしまう。

 のんびり歩きながらまずは1日目に雨だった皇居前広場へ。どうしてこんなに朝っぱらからジョギングをする人が多いのだろう。とはいえ、私も帰ってからは夜走ろうと思う。こんなに美味しいものばかり腹いっぱい食べていると、おそらく次の検査では数値が上がっているだろう。

 皇居前からまた八重洲北口に戻り、あこがれの「丸善」へ。これまでたくさんの書物の本を読んできて、丸善という書店は私にとっては特別な存在になっていた。ところが、本屋は本屋。期待が大きかっただけに失望も大きい。そこから今度は日本一の規模を誇るという「八重洲ブックセンター」へ。ここには各階(?)の窓際に、ゆっくり座って本を読むことのできるスペースが用意されていた。堂々と立ち読み、ではない座り読みができるのである。小学生の女の子の横に座って佐々木譲の「笑う警官」を広げる。15年ほど前に買った、スウェーデンのヴァールー/シューヴァル夫妻のマルティン・ベック・シリーズの中にも同名の作品があったのを思い出して懐かしくなったからである。始めは斜め読みをしていたのに、いつの間にか夢中になってしまった。買ってもいないのに悪いなと一応は思ったのだが・・・・。

 連れ合いは大丸でいい買い物をしたようだ。表情が明るい。