100704 サルビアの育て方(1)

 

 サルビアが蕾を付け始めた。淡いピンクのかわいい色をしている。何回かに分けてサルビアの成長記録を掲載してみようと思う。ある園芸の本に載っていたサルビアの育て方にしたがって、自分なりのやり方と感想を記録するやり方である。まず、種まきから・・・・・・・。
①「種まきの時期は最低常温20℃以上、5月の連休前後に種まきをすると発芽率がよい」
 7・8・9日と旅行したので種まきを11日に行う。できれば連休前に蒔くとその分成長が早くなるのでその方がよかったかなと思う。気温的には連休前でも大丈夫だ。数字はあくまで目安なので「20℃以上」にこだわらなくてもよい。こだわる性格の私がいうのもなんだが、相手は生きもの、数字どおりにいくもんか!
 種は昨年植えたものから採取した。花が枯れ始めると毎日十分熟れた(黒色になる)種を採取するのを日課とした。毎日続けると思いがけないほどの種が集まった。赤い種は700粒を超えた。よくそんなに続きますねと呆れられたが、日課にしてしまえば人が思うほど大変ではない。
②「種まきの土は10㎝、土を十分湿らせる。土は市販の種まき土でよい」
 実際は10㎝なくてもいい。だいたい3㎝で十分。私は師匠が教えてくれたスーパーミックスA(サカタのタネ きめが細かい)だけと買い置きしていたシードソイルEX(グリーン産業 目が粗い)を使った土で蒔いてみた。シードソイルEXを下に2㎝、上にスーパーミックスを1㎝の割合の土に蒔いた種は、前者の場合がスラ~ッと根が伸びているのにくらべて根の数も多くしっかりしており、その違いにびっくりした。
③「種まきは間隔を粗く、種の上から3m.くらいの土をかける」
1つのトレーに200から250くらいの種を蒔くとよい。250蒔いたトレーは扱いやすかったが、残りの400ほどばら蒔いたトレーは密集しすぎて徒長してしまい、ポットに移し変える時に往生した。残りの3分の1ほどをあげた師匠は「こんなのは徒長のうちには入らん」と喜んでくれた。 

100702 先輩2

   

 その頃、つまり、小学生から中学生にかけて観た映画で今でもよく覚えているものがたくさんある。そしてこれは先輩と行ったはずだと90%の確信(と言えるのかな)のあるのが、ハリー・ベラフォンテの「拳銃の報酬」である。彼は歌手として「バナナボート」で一世を風靡した。その彼の主演映画であるが、内容はイマイチだったかな。報酬と言えば、イブ・モンタンの「恐怖の報酬」もよかった。とにかく当時フランス映画が流行ったが、フランス映画といえばなんといっても「ジャン・ギャバン」に止めを刺す。「現金に手を出すな」もよかったが、大学の頃に観たアラン・ドロンと競演した「地下室のメロディー」のラストシーンが忘れられない。プールに紙幣が1枚、また1枚と浮かんでくる。プール一面が紙幣で埋まり、それをじっと見つめる老ギャングのシャルル。今思い出してもなんともたまりませんな~。
 ジェームズ・ディーンといえば「エデンの東」だが、私は「理由なき反抗」の方がいい。その作品で共演した「サル・ミネオ」という俳優の名前がなぜかいまだに記憶に残っている。同じ頃、グレン・フォード主演の「暴力教室」も観たが、彼よりもこの映画でデビューした「ヴィック・モロー」(彼は例のコンバットのサンダース軍曹である)の方が印象に残っている。戦争映画となると「西部戦線異状なし」が評価第1だろうが、私の評価☆☆☆は潜水艦映画の傑作「眼下の敵」である。駆逐艦の艦長ロバート・ミッチャムと潜水艦の艦長クルト・ユルゲンスの激しい駆け引きといつしか生まれた二人の間の奇妙な尊敬の念。クルト・ユルゲンスのいかにも貴族然としたドイツ人将校にしびれた。喜劇の王様といえば「チャップリン」だろうが、名前だけで観た覚えがあまりない。私にとっての喜劇はジェリー・ルイスの「底抜けシリーズ」である。ずいぶん笑わせていただきました。
 ナゼ洋画なのか。第1はテンポの速さ、そして、洒落たセリフである。もちろん字幕だったので、セリフを翻訳する人の力も大きかったはずだ。思い出すだけでもワクワクしてきます。先輩、時々寄らしてください。そういえば、タバコを教えてくれたのも先輩でしたね。

 ある方に「館長のブログは講義を受けているような気になります」と言われたことがあります。今回もそうなりました。薀蓄(うんちく)を傾けていると言えばカッコイイのですが、ただの知ったかぶりです。すみません!我慢してください。

100629 先輩

   

 今日(20日)、思いがけない人が我が家にやってきた。3つ年上で、私が中殿町に住んでいた時家が近くでよく遊んでもらっていた。私の兄弟はすぐ上の兄とは8つ、その上は12も離れていたので遊んだという覚えはまったくない。したがって、先輩の方が私にとっては兄貴的な存在だった。
 非常に真面目な人で、我が家の母親には絶大な信頼があって、その人とどこかに行くといえば一も二もなく許可してくれた。それではどこに行ったのか?ほとんど覚えていない。唯一覚えているのが映画である。古博多町の方にあった中津銀座(臆面もなくつけたもんだ)という小さな商店街の突き当たりに小さなちいさな映画館があった。「金星」という名の映画館で洋画の専門館であった。料金は確か20円だったと記憶している。そして2本立て。中学生の身分ではとてもじゃないが怖くて近寄り難い場所だった。先輩は高校生。入場券を買って入っていく姿のなんと颯爽としていたことか。
 先輩に連れて行かれて観た最初の映画が何であったかははっきりしない。が、その頃観たとはっきり記憶にあるのがいくつかある。ということで書き始めたらこの話題だけで丸々1回分の量になりそうだ。ということでこの件については次回に回そうと思う。先輩が来てくれたのは自分が作っている菜園でできた野菜(名前を教えてくれたのだがその場で控えなかったので忘れてしまった。申し訳ありません)のおすそ分けと私がブログに掲載した写真の果物の名前が違っているよと教えに来てくれたのである。
 「すもも」ではなく「あんず」だよ、ということです。ブログを見た知人は「欲しいけどまだあるかい?」と言ってくれたのに・・・・。処分しておいてよかった。あげたはいいが「こりゃ違うぞ!」と恥をかくところだった。先輩、ありがとうございました。 

100626 館長お薦めの一冊

   

 珍しいことが起きた。1冊の本を1日で読み上げたのである。昔はそんなことは珍しくなかったし、ここまで興奮する話でもなかったのだが。昼から回復措置で休みを取り、生垣の剪定をする。2時間ほどで終わったので、シャワーを浴びて、キンキンに冷やしたアイスコーヒーを飲みながら借りてきた本を読み始める。前回、図書館に梅原猛の「葬られた王朝」をリクエストしたらすぐに購入してくれた。それに味を占めて今野敏の「隠蔽捜査3疑心」をリクエストしたら、すでに図書館にあるということで配送してくれた。
 1と2「果断」は文庫本で持っている。今までの警察小説はどっちかというと一警察官(それも刑事)が主人公で、上に反抗する1匹狼という設定が多かった。ところが、このシリーズでは、主人公「竜崎伸也」。東大法学部卒、警視長。1では警察庁長官官房総務課長として、2では息子の不祥事で左遷された大森署の署長として辣腕を奮うという、今までにない新しい警察小説である。
 彼はとにかく「原理原則」を貫き通す。妻(彼女の夫に対する対応がなんとも魅力的である)や同期の警視庁刑事部長である伊丹俊太郎(彼と竜崎との関係も楽しい)は彼のことをずばり“変人”と呼ぶ。それに対して「本音とたてまえを使い分ける人がまともで、本気で原理原則を大切だと考えている者が変人だというのは、納得できない」と反論する竜崎。その彼がいかに部下を使い、上との軋轢を乗り越えていくのか目が離せない。
 2の「果断」の解説の最後には、「なお、すでにシリーズ三作目『疑心 隠蔽捜査3』が上梓されている。そのテーマの一つが《恋に落ちた竜崎》である」と書いてある。恋などとは全く無縁の生き方をしてきた竜崎、恋心が全く似合わない、妻には“唐変木”とまで言われる竜崎の恋。これを読まずに何を読む。久しぶりに読んだ。読んだ、よんだ、ヨンダ、面白かった!
 私の悪い癖でつい内容まで書いてしまいそうだ。ここはぐっと我慢して、みなさんが読んで楽しんでくれることを期待しよう。1で吉川英治新人文学賞、2で山本周五郎賞・日本推理小説作家協会賞を受賞したという。読んで絶対損のない本。店長お薦めでなく、館長お薦めの1冊! 

100623 なしか!

   

 今日(16日)、公民館の成人講座「文化の森大学」の6月講座があった。今回は大分から吉田寛さんを呼んで、「大分方言 なしか!」と題して講演をしていただいた。本業はコピーライターだといっていたが、OBS放送の毎週土曜日の16時40分から17時まで放送されている「夕方なしか!」に、アナウンサーの松井督治さんと掛け合いで出演していることで知られている。視聴者投稿番組で、暮らしの中の「なしか」と思うことを短いフレーズで伝えているが、ニヤニヤしたくなるだけでなくふっとしんみりと考えさせられることもあって人気番組である。
 みなさんも寛さんのことを知っていて、受講生ではないけど聞きに行ってもいいですかという問い合わせもあったほどである。今回37名の出席と昨年の月平均よりもずいぶん多くなっている。昨年は、1年を通しての受講生なのに自分の好きな時だけしか出てこない人も増えてきて、今の若いもんはなんて言えない状況になってしまった。5月の始業式でその点についてお願いしたがどうなるか? 
 まず、美容と健康の秘訣として①ハダシ②カボス③笑い④素直⑤練習の5つの言葉の頭文字をとった「ハカワスレ」の効用から話し始めた。その後、ラジオ番組「夕方なしか!」がどうして生まれたのかを話しながら、「言葉は文化→大分の中でも言葉は様々→方言は地方の文化」とつないでいきました。日田(なたーちー)玖珠(へ言葉)中津(~ちこ)長洲(みゃーまったんぼ)。そして、状況まで目に浮かぶかわいらしい言葉として(ツーダルダッタ)。
 次に、それぞれの地元の言葉で「なしか」が作られ、それが思いがけない笑い(ユーモア)と機知(エスプリ)を生んだと。
○タクワンがつながっちょるぞ。峰撃ちじゃ。なしか!
○ママ、今から行くで~。どこも行かんとはよ帰っちょいで。家にかかっちょった。なしか!
○今日は女房がだーねべっぴんに見えた。そんくれー暑かった。なしか!
○夫婦で締め切ってお灸をすえとったら、人が来たんで今ちょっと出られんちゅーたら、「お励み!」ちゆわれた。なしか!
 あっという間に過ぎた笑いと笑いすぎた涙の1時間ちょっとでした。理屈抜きに「笑い」はいいね~。(6/17)

100620 音と色

19日撮影 20日撮影

タイマツソウという名前がナゼついたのかよく分かりました。それにしてもたった1日でこれだけ変化するとは・・・・!

 この暑いのに相も変わらず裏の山道を昼休み歩いている。前は212号線向きに歩いていたのだがいろんな人から、「せんせい、頑張ってますね!」などと声をかけられるようになった。何度も言われるとだんだんと鬱陶しくなってきた。前にも書いた覚えがあるが、この「鬱陶しい」という字は見ているだけで「ウットウシ」くなりますね。
 急な坂道を4回ほど上り下りするのだがこれがけっこうきつい。何も考えずにただひたすら歩く。そうすると聴覚が敏感になってきていろんな音が頭の中を占領していく。一番よく聞こえるのが鳥の鳴き声。それもウグイスである。この時期のウグイスはずいぶん鳴き方に自信がついたみたいで他を圧倒するように大きく鳴いている。そのほかにも「ケキョ ケキョ ケキョ・・・・」と甲高く鳴くのもいる。次が風の音。木の枝が大きく揺れている。すると、葉ずれの音が谷を流れていく。最後に聞こえ始めるのが自分自身の立てる音である。まず足音。意外とよく響く。そして自分の息づかい。あえぎあえぎという音。
 今日はもう一つあった。ハチが目の前を羽音も高く横切っていった。けっこう大きな黒いハチである。「黒」といえばグランドの横を通っている時、通路のアスファルトに黒い棒みたいな物が横たわっていた。近づくと急に動き出したのでびっくりした。カラスヘビである。アスファルトの上では目だってしょうがない。何でこんな派手な色を・・・・・と思っていたら、草むらに入り込んだ途端分からなくなってしまった。全く目を離していないはずなのに消えてしまったのである。あのアスファルトの上では目だってしょうがなかった派手な黒も、本来ヘビがいるべき草むらでは完璧な保護色だったのである。
 厳しい生存競争の中で、それも長い時間をかけて獲得した保護色を人間ごときが知ったかぶりして「目立って」などとはヘビからすればなんと「おこがましい」ことかとなるだろう。暑い中を歩くのも意外といろんなことに気づかされているようだ。(6/12)

100618 ホタル2

栗の花が見えますか? この堰に腰を下ろして 山側と水面の両方にホタルが

 

 電話をするとみんな二つ返事で答えてくれた。初めは昨日の今日なので、宇佐のS先生夫妻だけに声をかけるつもりが、車ならもう一人とK先生にも電話をしてみる。そうこうしているうちに私にはかからなかったとなってもいやだなと、結局全員に声をかけることになってしまった。最終的には8人のうち6人で出かけることになった。
 右手の水田からはカエルの鳴き声がうるさく聞こえる。その鳴き声に負けずに左手の川岸からはヒュルヒュルーと。河鹿である。「清涼」という言葉がぴったりだ。すっかり日が落ちた山間(あい)の暗さの中ではそうした音に敏感になる。昨日連れ合いと行った場所よりもさらに川沿いを進む。黒いシルエットが覆いかぶさってくる。栗の木である。今が満開か、においが強烈だ。その木に邪魔されて高く上がれないホタルがまるでトンネルのように光を放つ。
 草に覆われた狭い道を用心しながら、しかし、ちょっと興奮気味に感嘆の声をあげながら先に進む。堰があって川の真ん中に出ることができる。少し広い場所を見つけていつの間にか全員座り込んでしまう。その体勢で岸を眺めるとちょうど山に登り始める前のホタルが集まっている。ゆらり、ふわり、すべり、静かにしずかに流れていく。だれかが声を上げたが、水面(みなも)にもホタルの光が映し出されて幻想的である。
 いつの間にか私たちのグループ以外の老夫婦が座り込んでいた。聞けば、北九州から来たという。金色温泉に泊まっているのだが、ここのホタルを宿の主人に教えられて来たのだという。昨年は東谷に行ったという。
 ある方に「今日は素敵な時間をありがとう」と言われた。「すばらしいホタル」ではなく「素敵な時間を」と言われたことがうれしい。

 せっかくのホタルをなんとか写真に撮りたいといろいろ調べ、とうとう中川カメラにまで行って教えてもらいました。それを家でリハーサルをして撮影に臨んだのにシャッターが切れません。Mモードで、シャッタースピードも絞りも教えられた通りに設定し、三脚を使い、リモコンでシャッターを押したのに、レンズは動くがシャッターが落ちません。前が真っ暗なのでピントが合わない、合わせようがないからなのか。それならホタルの撮影をしている人たちはどうしているのでしょう。理由が知りたい。なんとか撮影できるようになりたい。知ってる人、教えてください!(6/8)  

  

100615 私のワールドカップ

 写真がない。困った時の安曇野通信
 お転婆で、美形のお嬢さんに警護されての渓流釣り、だそうです

 

 私のワールドカップは午後11時39分に終わった。この頃11時を過ぎると条件反射でまぶたが重たくなる。以前はそれでもベッドの中に入って少しは本を読めたのに10分と続かなくなった。何年か前には9時を過ぎるとベッドに入っていた。年をとると子どもに戻っていくというが、私の場合は就寝時間から始まったようだ。それでも6時から7時まで眠れるのならいいのだが、4時とかどうかすると3時に目が覚めてしまうこともあって、それから実際に起床するまでの長いこと。以前そういう時にはいろんな「妄想」をするのが楽しみであると書いた覚えがあるがあれは嘘である。やはりつらい。
 そういう私も今回のワールドカップは第1戦が午後11時からというので何とか頑張ってみようという気になった。それまではツタヤで借りてきた「フリンジ4」を見ながら時間をつぶしたが、11時が近づくとやはりまぶたが重たくなってきた。それでも始まると目が開いてきたから不思議である。
 それにしてもどうして日本人はこうした時ネガティブな思考になってしまうのだろう。それも自分で落ち込むのではなく、これでもかこれでもかと選手や特に監督を槍玉に挙げる。まだ試合も行われていないし、負けてもいないのに・・・・・。言えばいうほど自分は高みに立って。「監督のベスト4という分不相応な目標、ライバル韓国に惨敗、司令塔・中村俊輔の不調、と問題が山積で国内もイマイチ盛り上がらない今回のW杯」。盛り上がらないようにしているのはお前ではないか。これは週間文春に載っていたコメントだが、当事者でない者が外からパッシングする典型的なスタイルである。第1戦の結果を受けてどう取り繕うのだろうか。おそらくこういう時のマスコミの得意技、「知らん顔」をするだろう。
 岡田監督の前日のインタビューを見た時、ずいぶん頬がこけてきたなと感じた。それを吹き飛ばしたのだから痛快である。それもどちらかといえば「悪がき」タイプの本田がゴールしたのだから。このゴールで安心してベッドに入った。というよりもう持たなくなったというのが真相である。
 朝起きると、そのまま1点を守りきり日本が勝ったとテレビが大騒ぎである。おそらくこれで手のひらを返したように評価は一変するだろう。変わることはいいことだし当然のことだが、あの始まる前からのパッシングはいったい何だったんだろう。