110112 山芋

     

 「今度また山に行きましょう」
いつ頃からか冬場になると山芋掘りに連れて行ってくれるようになった。ずいぶん足手まといになっているだろうにと気の毒なのだが、気持ちよく誘ってくれる。山に囲まれた所で育った彼は、ほんとに山のことをよく知っている。山芋に関して言えば、この時期になるとツルは枯れ、全てが途中で切れ、どこにつながっているのかは素人ではまったく分からない。それを推理してここだと見つけるのである。
 時間通り8時半に迎えに来てくれる。道路に設置されている温度計は1度を示している。始めに行った場所は左手に県の農業公園が、そして、すぐ上を湯布院への高速道路が通っている。手前の田んぼには氷が張っている。何年か前に何度か来たことのある場所だ。そろそろいい頃ですよ、と張り切ったのだが、登ってみて驚いた。あるはあるは、至るところ穴だらけである。イノシシではない、人間である。最近山芋掘りの人がずいぶんと増えたという。
 あきらめて移動。昼までに6本掘る。ほとんど彼が掘りあげたもので、私も見つけてもらったツルを手がかりに掘ってみたが、1本は途中で石に阻まれてあえなく撃沈。もう1本も掘るだけ掘って、最後は彼に掘りあげてもらった。
 気がついたら山の中はけっこう暖かい。何より風のないのがありがたい。そして、ただひたすら掘り続けるので汗ばんでくる。明日には身体が悲鳴をあげますよと脅されたが、たしかにすでに左腕が痛くて上がらない。しかし、妙に充実感がある。土と格闘して、汗をかいて、山の恵みを頂いて、悪いわけがない。 

110108 教え子

   

マッターホルン。私が撮った写真といいたいところですが、 困った時の「ひみこ」さんです。

 前回、「美人過ぎる教え子」について少し書きました。そうすると・・・・・あるんですねー。
 夜遅く、電話に出た連れ合いが楽しそうに話している。昼間来ていた彼女の友だちかな?娘からかな?と思っていたら、「お父さん、幸彦くんからよ」と受話器を差し出す。大入島中学校時代の教え子である。学校を出て一年間臨時講師をして、9月に正採用になって赴任した学校に彼はいた。定期便のように年に1回か2回は電話がかかって、いい年をした二人が長々と話すのが恒例である。
 教育事務所に呼び出されて、担当者から「島です!」と言われた時にはびっくりした。なかなか採用のなかった時だったので有りさえすれば御の字と思っていたのだが、それにしても島とは全く考えていなかった。佐伯の街で一泊し、翌日港から連絡船に乗った時はちょっと心細かった。ところが、島といってもその島は港から目の前に見える島で、佐伯管内で一番便利のいい島。異動の対象としては常に人気上位にランクされる学校であったと、後になって知る。
 学校は3番目の船着場(堀切)の目の前にあり、同じ敷地内に小学校もある小さな学校である。彼は当時2年生。ということは私とは10歳しか違っていない。この島での思い出を書けば尽きることがない。ここで結婚したし、上の娘も生まれた。こうしていまだに連絡をくれる教え子もできた。
教え子といっても彼にも孫が4人もできたという。今では教え子というより「同志」と言ったほうがぴったりかもしれない。なんの「同志」かはよく分からないけれど・・・・・。

110106 明けましておめでとうございます2

     
     

 席だけ予約して、さて、お店を冷やかすかとしたら、吹き抜けのホールから元気のいい音楽が聞こえてくる。何事かと1階に下りてみると、たくさんの人が集まっている。大道芸人と自分でそういっている二人の男女が、ティッシュの箱を使ってパフォーマンスをやっている最中だ。最初は遠慮していたが、だんだんと前に出て行き、とうとう一番前に陣取る。
 

     
     

 40は越えたであろう男性と年齢不詳の女性。ふたりともこれまで出会った事のある人に似ていて可笑しくなった。男性はお世辞にもイケメンとはいえないが味のあるあの人の顔。女性は私の教え子で、今はFMのパーソナリティをしている人に似ている。ということは美人だということである。ということで、当然女性の写真が多くなる。単に芸を見せるだけでなく、見物客を巻き込んだり、おしゃべりも楽しく、映画までの時間を楽しく過させてもらった。

     
   この時、彼女は男性の肩の上です  

 そうそう、残りの1000円はこの時使った。二人が最後に帽子を回わしてきた時、だれもが出て行かない。私もそうだが、日本人にはこうした習慣(=経験)がないので照れてしまう。思い切って私が帽子にお札(CMのように硬貨を缶に入れたかったのだが)を入れると、後からは我先にとお金を入れる。なかでも子どもたちが親にもらったのか、お年玉から出したのか、帽子の中に入れて、少し照れくさそうに、少し誇らしそうに帰ってくる顔が素敵だ。

110102 明けましておめでとうございます

今年の年賀状です。もうそろそろ止めようかと思うのですが、なかなか思い切れません。それでは今年もよろしくお願いします。

 元日、朝8時半に家を出るはずが、昨夜来の風と雪のために温かい布団の中から身体を引っ張り出すのが大変でした。家を出たのは2時間遅れの10時35分。ところが、家の周りに雪があったくらいで、中津も小倉も雪の小片(かけら)も見られなかった。井筒屋も思いがけずあっさりと駐車場に入ることができた。昨年は8時半に出たのに駐車場に入るのさえ大変だったのに。ひょっとしたら2時間遅れでかえってひと段落着いていたのかもしれません。
 まずは昼食。8階にある「手延五島うどん 椿亭」で「肉うどん定食」。帰るのは5時にはなるのでビールも少々。ここで連れ合いと別れる。今日は彼女のお買い物の日。車の中では肩が凝ってと不機嫌だったのに、いざ井筒屋に着くとその肩こりもどこかに消えてしまったようだ。これが女性の特権である。

     
     

 私はアッシーくんである。とてもじゃないが何時間も付き合いきれない。私はいつも本屋に出かけて、映画を観て・・・・・、時間をつぶす。まず、暖かいビルの中から雪の舞う通りへ。旦過(たんが)市場の近くにある「BOOK・OFF」へ。が、今回は交差点の向かいにある「QUEST」でスティーブン・ハンターの「蘇えるスナイパー」上・下を買う。これが1900円。リバー・ウォークで映画。「トロン・レガシー」を観る。3Dと宣伝していたが、昨年のアバターと一緒。ちょっとがっくり。眼鏡と合わせて1500円。今日使ったのはあと1000円。何に使ったかは次回に。

101229 最終・忘年会

カキのグラタン仕立て 気まぐれピザ ガーリックトースト

 やはり焼き鳥で今年を終わるのは、ということで28日、「ヴィストロ・ヴォライユ」に出かける。おそらくこれが最終・忘年会、最後の外食(そとしょく)」になるだろう。店内はお客さんでいっぱい。おそらく70歳を越えたおばちゃん3人組。「東急ハンズ・日本橋三越・博多座・・・・」とびっくりするような話題で盛り上がっている。となりは若い女性の4人組が楽しそうにワインと料理を楽しんでいる。カウンターにも若い女性の2人組。小部屋にも。男は私ただひとりだ。
 まずビールで乾杯!前菜として「カキのグラタン仕立て」を注文する。カキの好きな連れ合いにとっては逸品の一品となった。そのあと気まぐれピザとガーリックトースト。ここでワインを頼む。名前を言うと「いつものですね」と言ってくれる。いつものというより、これが美味しいですよと勧められたものをずっと頼んでいるに過ぎない。ワインは全く分からない。まあ赤よりは白の方がすっきりしているくらいは私の味覚でも分かるが・・・・・。

     
 ミッシェル・リンチ  牛ほっぺた肉のコトコト5時間の赤ワイン煮  バニラアイスと焼きバナナの生キャラメル

 次に、「牛ほっぺた肉のコトコト5時間の赤ワイン煮」というやけに長い名前のついた料理を頼む。運んできた女の子が「トリフのソースをつけましたとシェフがいってます」と小さな声で言う。最後に、「バニラアイスと焼きバナナの生キャラメル」をデザートに頼む。
 今晩はいつも以上に会話が弾んだ。とはいっても何を話したか良く覚えていない。何かよりも楽しく話したという事実の方が大切なのだろう。 

101227 CD作成2

   
   

 ゲゲゲのヒロさんへ
 タイトルは「歩道橋の上で」に変更しました。今はこの唄に嵌まっています。繰り返し聞いていると情景が浮かんできます。「ホタルがきれいよ/見せてあげたい/指の先にも止まっているの」-私はロマンティストなんだ。この唄は「旅の宿」のアンサーソングとして作られたものですが、始めの歌から長い年月が「旅の宿」の明るさをしっとりと落ち着いたものに変えています。「また君に恋してる」も好きなんですが、タイトルにしてみるとなんか甘ったれたように見えます。
 表の写真も変えました。歩道橋の写真をCDに焼き付けたものです。今回このやり方を覚えました。日々学習です。「PRTSC」を使ってパソコンの画面上の画を写真として切り取る方法は佐藤さんに教えてもらいました。それを「フォトショップ」で画像として保存する方法は支所の久保くんに習いました。いろんな人にお世話になっています。自分でも厚かましいなとは思うのですが、この積極性(?)は大事にしたい。
 最後の唄も「I Love You」から「22才の別れ」に変えました。自分で入れといてなんですが、 「I Love You」は私には似合わないと厳しく指摘されました。私もそう思っていたので素直に納得です。前曲の「夢一夜」が私のカラオケの18番なので、その流れから17番の「22才の別れ」に変えた次第です。

 上は実際にヒロさんへ出した手紙の中身を少し膨らませてブログにしたものです。「転んでもただでは起きない」の見本です。

 
   

注連縄です。どちらが好きですか?

101226 クリスマス・イブ

マッターホルン1

 この話のために撮った写真をパソコンに移動したところ、どこに入ったのか分からなくなりました。つくづく年を感じます。なんの、ただの不注意ですよと言われそうですが。そこで、「ひみこさん」から頂いた写真を使わせていただきます。 

 クリスマス・イブ、どこに行きましたか。うちは西本願寺ですから、なんて答えますか。たしかに理屈でいえばそうでしょうが、それはそれ、何でも受け入れてしまう心の広い日本人としてはついお祝いをしたくなる。それもワインを飲んでおしゃれな料理、のはずだったのが・・・・。サンリブの前の通りを西に少し行くと、ビルの1階に「鳥こまち」という名前のお店がある。名前の通り焼き鳥の専門店である。
 今回も歩いていく。行き帰り歩けば夜のウォーキングはしなくていいというのが表向きの理由で、本当は年金暮らしというのが理由である。それなら寒い思いまでして行かなければいいのにと言われそうですが、それはそれ、時にはちょっとした贅沢をしたくなります。
 付き出しにキャベツ。味噌をつけると意外と美味しい。ビールのつまみに頼んだエイヒレのあぶりが塩味でまたビールにぴったりだ。ぼんぼち、ホルモン、つくね、せせり、手羽先、ネギマ、そして最後に焼きおにぎり。どれがおすすめですか?人それぞれだが私は「ぼんぼち」と「ホルモン」。
 帰りは、行きの風はどこに行ったのか?凪の時間になっていたようだ。

101224 CD作成

   

 ひさしぶりにCDを作成した。1枚は「Norah Jones」のBEST。ピアノ弾き語りのジャズ歌手。デビューアルバムでは1800万枚を売り上げ、グラミー賞8冠を獲得。これまでに出ている彼女の3枚のアルバムから好きな歌を勝手に並べたものである。したがって、特に好きな「Sinkin’Soon」は最後にも顔を出している。
 もう1枚は、以前同じもの(吾亦紅と名づけた)を作ったが、その時には一人で2曲の歌手が二人いたが、今回は一人1曲にした。
①雨の物語(いるか) ②東京物語(サザン) ③歩道橋の上で(吉田拓郎)「旅の宿」のアンサーソング。拓郎ワールド全開 ④また君に恋してる(坂本冬美)今一番好きな歌。このCDのタイトルにも使う ⑤クリスマス・エクスプレス(JR東海CM)「どうしてもあなたに会いたい夜があります」-こんなセリフがいまだに好きです ⑥冬が来る前に(紙ふうせん) ⑦恋人よ(五輪真弓)この歌が一番好きですと言った人がいます。彼のどんなドラマがこめられているのか ⑧八月の濡れた砂(石川セリ)彼女が陽水と結婚したとは知らなかった ⑨「いちご白書」をもう一度(バンバン)ユーミンは二十歳そこそこでこの歌を作った ⑩春うらら(田山雅充)前回も入れた私のCDの定番 ⑪過ぎ去りし思い出は(大塚博堂) ⑫恋(松山千春) ⑬椎の実のママへ(さだまさし)この歌を聴くたび、ある大学教授が彼のことを現代の吟遊詩人だといったのも納得できる ⑭東京(やしきたかじん)どうしてこの歌が入ったのか自分でも良く分からない ⑮さよなら(オフコース)校内合唱コンクールの時学級の歌としてこれを歌わせた。完全に担任の趣味。いまだに教え子にはブーイングである ⑯夢一夜(南こうせつ)カラオケの18番 ⑰I Love You(尾崎豊)