240605 嵯峨野散策29(常寂光寺1・山門)

このお寺は嵐山を形づくる一山である小倉山の山肌に張り付いています
百人一首の26番歌・藤原忠平の歌に
「小倉山峰のもみじ葉心あらば 今ひとたびの御幸待たなむ」と歌われています
中学校で担任をした時は、学級会では百人一首大会、
国語の授業の古典の時は、枕草子や徒然草に奥の細道の冒頭の文章を暗記させていました
15・6年前の同窓会では、全員が「春はあけぼの・・・」と暗唱してくれたし、
自分の好きな百人一首の歌を歌ってくれました
けっこういい教師をしていたのではないかな
自分で言っちゃうか?とは思うが、せめて自分でもこうして痕跡は残しておかないと
存在さえなくなってしまうのではと不安です

太い角材を格子に組んだ山門
すき間から境内がうかがえる
よく言えば「開放的」です
妙に立派なものより、寺の大きさに、そして、この地の景色に溶け込んだ門と言えるのではないか
そういえば、どこかで「ここは塀のない寺」と書いていたのを思い出した
たしか鎌倉でだったと思う

ありました!!!
浄智寺の門でした

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