6日間もブログの掲載がなかったのは初めてではなかったか。3日間東京に行っていたので空いてしまいました。そのことについてはまたブログで紹介します。それでは「太宰府」の巻の始まりです。 | ||
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この寺に最初に来たのは30代の終わり。それからすっかり忘れてしまい、再び訪れたのは50代の始めでした。
ここは別名「苔寺」。苔で陸地を、白砂で大海を表現している。そして、石を「光」の形に配置しているとパンフレットには書いてあるが、何度見てもどこに光があるのか分からない。凡人には無理なのか。
ここの醍醐味はなんといっても紅葉。佐賀の「九年庵」の帰りに寄って見た紅葉の美しさには言葉もなかった。特に部屋の中から見ると、鴨居と柱と床が額縁のように外の景色を切り取って、まるで一幅の絵を見るようだった。部屋の中が暗いため紅葉の鮮やかさが際立つ。その後何度訪れてもその時の美しさを見ることはできないでいる。上の写真は2002年11月16日の時のものである。
5月にはシャクナゲが見事だと聞く。そういえば庭の奥、山の斜面にたくさんのシャクナゲが見える。いつかその時期に訪れてみたいものである。2月の厳冬の時に訪れるのも一興である。さすが禅寺というべきか、開け放たれた部屋の畳に座り、下からこみ上げてくる底冷えの中で、葉を落としてしまった木々の中に見える庭を眺めるのも風情がある。自宅ではわずかな寒さにも不平不満たらたらなのに、場所が変わって禅寺となると「風情」になるから不思議である。
タタミあるいは廊下の床に座り、ただひたすら庭を眺めていると、自分が消えてしまうような感覚を持つことがある。ひょっとしてこれが「悟り」か、なんて夢のような話。それにしてもこのごろの人の多さは!もうすっかり観光名所である。