120115 フランス紀行26(昼食)

 嵐山光三郎がこう書いていた。「景気が悪くて不安な時代には美談が流行る。・・・・・景気が良くて幸福な時代には凶悪事件が起こる・・・・・」。なんでこの言葉に引っかかったかというと、毎年のように成人式の後には若者たちが荒れたかということを繰り返しくりかえし報道していた。まるで、すべての成人たちがそうであるかのように。ところが、今年は全くその姿を見ることはなかったからだ。ひょっとしてあったのかもしれないが、テレビっ子の私が全く見ていないのである。繰り返し報道されたのはある市長が今年はAKB48の歌を式典で歌ったことくらいである。
 善悪の問題ではなく、荒れる若者が本当にいなかったのかが気になる。嵐山の視点で言えば、「成人式の日に、アンちゃんたちが酒を飲んで暴れるのが幸福な時代の産物」であるとするならば、それさえもなくなった、あるいは、報道されなかったのはそれだけ今は不安な時代だということになってしまう。

   
   

 予定表には「昼食はシャンビニヨンソースの肉料理(シャンビニヨンなんていうと特別美味しく思えるから不思議)とイチジクのタルトをお楽しみください」とある。イチジクの酸味が効いて美味しい。こんなのばかり食べてると帰ってからが大変だ。

 先輩に、あんた、美味しいものばかり食べてると身体によくないよ、と言われてしまった。書く内容に困るとよく外食(そとしょく)の話を載せるようにしている。まあ食べるのは嫌いじゃないし、撮った写真も見映えがいい。読んでくれる人の中には「そのお店、どこ?」と聞いてくる人もいる。みんな食べるのが嫌いじゃないようだ。ところが、上のようなことを書いているといつも食べてると思われてしまいがちだ。ところが、普段は野菜中心のヘルシーなものばかり。退職して弁当がなくなったら昨年の検診に比較して、体重が2.6キロ、ウエストが3センチ減った。おかげで血糖値も正常値に戻る。 

“120115 フランス紀行26(昼食)” への1件の返信

  1. 知多のあっちゃんより

    体重減少、血糖値も下がったとは羨ましい。
    目の前にあるものは全部食べてしまう夫は、
    頼むから間食のとき、悪いと思わずに俺を誘わないで一人で食べてくれというようになりました。
    私の外出の少なくなったこのごろ、太ってきてしまったからです。
    見習わなくてはねぇ。

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