120111 フランス紀行25(モネの庭3)

 耳たぶが赤くなっている。触ってみると熱を持っているし、こりこりとした触感がもある。いつからか耳をいじる癖がついてしまった。こういうのを心理学者は何というのだろう。それで傷ついてしまったからよ、と同情してくれない。朝早くから耳鼻科へ。医者は、これはあたり過ぎではなくて、なんか虫にやられているようですよ、と。薬局へ行くとあれこれ聞かれる。薬事法の改正とやらで聞かなければならなくなったそうだが、正直な話、時々うんざりする。今時虫刺されですか?これがうんざりでなくて何を・・・・・。「医者がそう言いました」とぶすっと言うとそれ以上は聞こうとしなかったが。

 モネの家は壁がピンクで、窓枠・雨戸が緑色。とても印象的である。さすがモネだといったらおこがましいか?
 室内は撮影禁止なのでひたすら庭にカメラを向ける。この時期でもいろんな花が咲いているが、これがすいれんの咲く6月だったら、この庭はそれこそ色彩であふれていることだろう。
 帰る時に気がついたのだが、ここには中国人がいない。いたとしても似合わないし、おそらく居心地悪いだろうなあ。ゆったりとした気分で過ごすことができたのは、庭の素晴らしさは当然の事ながら、あの我が物顔の中国人のいないことが一番の理由のようだ。 

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