110327 大震災に思う 3

新聞の写真を一度カメラで撮影し、パソコンに取り込みました。
どうしてもこの画が頭から消えません。

 今度の震災は、その規模、その被害、その悲惨さ、いずれをとっても桁違いである。毎日まいにちほとんど一日中テレビは震災関連の報道一色である。新聞もまた然り。その報道量は未曾有のものとなった。
 そうした中、14日の朝日新聞の一面に載った映像がどうしても心から離れません。場所は、宮城県名取市閖上(ゆりあげ)地区。周りは瓦礫で覆われ、遠くには津波で壊されてしまった建物の残骸がかすんで見える道路の上に、若い女性が座り込んで涙を流している。この映像の中に全ての悲しみ、全ての苦しみが凝縮されているように思えた。
 いつだったか、海外でこの震災がどのように報道されているかという番組があった。たしか英国のBBCだったと思う。その番組の中でこの写真が映し出されていた。自分にこの写真に思い入れがあったからかもしれないが、その時、「あっ、これだ!これがこの震災の全てを映し出す1枚なんだ」と分かった。 

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