190713 ムカデ

米山公園
足元をムカデがもぞもぞと動いている

今から40年以上も前、佐伯城南中学校から耶馬系中学校に転勤になった
当時、車の免許も持っていなかったので、町の職員住宅を借りることにした
学校から歩いて数分の、中学校の寮と給食センターが近くにあった
小さな部屋が3つに、台所と風呂もついて、
ほとんど近くに住宅もない(隣に職員住宅がもう1軒あるだけ)
よくもあんなに辺鄙なところに住んだものだ
31歳の私に29歳の連れ合いに、4歳と1歳の娘が二人の4人家族
今から思えば、一番幸せな時だったのかもしれない

なんて感傷にふけっているが、今日の話は「ムカデ」
ある夜、眠っていると何かが落ちてきた
思わず払ったら、首筋に激痛が走った
灯をつけると枕元には見たこともない大きなムカデ
蜂や毛虫に刺されてもそんなに大変なことにならない私でよかった
今でも毛虫の下を通っただけで大変なことになる連れ合いや
小さな娘たちだったらどうなっていたことか

足元のムカデから、思いは40年も昔に飛んでしまった

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