240825 嵯峨野散策42 (二尊院6・境内2)

あと二つ
一つは、弁財天の化身である九頭竜大神・宇賀神を祀る弁天堂

九つの頭を持つ龍ということですぐに思いついたのは「ヤマタノオロチ」のこと
神話の世界はいろんなところでつながりがありそうです

もう一つは「湛空廟」

木々に囲まれた石段を上がった先にあるのが、
第三世湛空上人の碑を収めた小さなお堂です

弁天堂の上に飾られた「鳳凰」が気になって仕方ありません

 

240820 嵯峨野散策41(二尊院5・境内)

それでは境内を案内しましょう
本堂の裏手、小倉山の斜面に沿って六地蔵が配置されています

何とも可愛いお地蔵さんたちですが、それぞれが私たち衆生が生死を繰り返す世界「地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人間道・天道」の「六道(りくどう)」を表しています
出来ればもう一度人間道に生まれたいものです

昨日(19日夜)に見た「博士ちゃん」に地獄大好きな男の子が出ていた
お母さんは、リビングの中が地獄のグッズでいっぱいになり、
何とかしてほしいと嘆いていました

240815 嵯峨野散策40(二尊院4・本堂)

嵐山の山々をバックにして、どっしりと落ち着いた壮麗な建物です
間口の広さがそれを際立たせています
派手な幕が下がっているが、なにか行事があるのかな
前の庭には何かの植物が低い竹の柵で囲われているところがいくつかあるけれど・・・・・
帰って調べたら「龍神游行の庭」なんてたいそうな説明を見つけたんですけど、
かえって意味不明になってしまいました

本堂の中には二尊が安置され、この寺の名前もそこから来ています
鎌倉時代の末期、快慶の作だそうです
内緒ですが、鎌倉中期の春日仏師によって造られたものだと書かれたものもあって、
ネットの情報も玉石混交ってやつの見本ですね
近づいての写真撮影は禁止なので、800円も出して写真を買いました
ありがたいと取るか儲けやがってととるか・・・・微妙なところです

 

240810 嵯峨野散策39(二尊院3・勅使門)

紅葉の馬場を抜けると、長い築地塀が続く
天皇家との深い関係を示す最高格式の5本線が引かれている
途中にある小さな門が通用口として使われている「黒門」である
今回はその先にある勅使門から入ります
その名の通り、天皇や皇族の使いである勅使だけが使うことを許された門で、
普段は「開かずの門」となっていることが多いのですが、
こうして堂々と入ることが出来るのですから遠慮なく使わせてもらおうと思います

石段の上にあるので、弓を横にしたような形で、中央が高い
「唐破風(からはふ)」の屋根であることがよく分かります

帰りに黒門から入ろうとしている女性がいたので、「先の勅使門から入れますよ」と教えてあげたのだが、
ちょっと微妙な雰囲気だったなあ・・・・

240805 嵯峨野散策38(二尊院2・紅葉の馬場)

総門をくぐると、数百メートルほど参道が続く
両側には紅葉と桜が交互に植えられていて、秋には紅葉の名所として親しまれている
と言いながら、時季が遅れたのか、発色も今一つだし、なんかスカスカだし・・・
二兎追うものは一兎をも得ずってやつか
馬場の終わりに近くなってまあまあ見られるかな
「紅葉の馬場」と呼ばれているって聞いた時には
それだけでなんか特別な場所だと思ってしまいました
本来は、馬を引いて拝観するための馬場として使われたので「紅葉の馬場」と呼ばれるようになったそうだ
ただそれだけ・・・・

そうそう、ここは昔、遠山の金さん、暴れん坊将軍、水戸黄門etcのロケ地として使われていたそうです
この参道を馬で駆け抜けるなんて・・・・カッコよかったんだろうな

240801 嵯峨野散策37(二尊院1・総門)

次の目的地は「二尊院」
鄙びたところにあり、周りには収穫された後の田んぼが広がっている
その先に見覚えのある景色が見える
といっても、ネットの中の景色ではあるが・・・・
おそらく「落柿舎」ではないかな?
つい後ろ髪を引かれそうになるが、ここは明日の予定地なので通り過ぎる

常寂光寺からは347m、徒歩で4分である
総門の前に立つ

伏見城にあった薬医門を移築したもの
それに携わったのが「角倉了以」である
角倉了以と言えば、賀茂川のほとりを流れる高瀬川を作った豪商であると高校の日本史で習った覚えがある
そうそう、高瀬川と言えば、数十年前に川筋のホテルサンルートに親戚一同で泊ったこともあったな
どんどん話が飛びそうである
その話にふさわしい豪華な門である
つまり、今日これまで見て来た門がそれだけ質素だったということでもある
ネットでは華やかな文様が迎えてくれるとあるが、見つかるかな
これは事前に調べた時に記録しておいたものであるが、
門の写真を撮った時には完全に忘れていました