190224 奈良紀行73(薬師寺4)

「西塔」
昭和56年に再建される
次の年に訪れたので、その朱色の鮮やかさにびっくりしたのを覚えている
あれから40年!(キミマロ調で)、だいぶ色も落ち着いてきてしっとりとしている

薬師寺の塔といえば、教科書に載っていた佐々木信綱の短歌を思い出す

   ゆく秋の 大和の国の 薬師寺の
                 塔の上なる ひとひらの雲

「の」という助詞の多用で流れるようなリズムが最後の「雲」という体言止めで
びしりと切られる爽快感 絶妙です!!