150215 シロ(4)

  昨年の8月18日に亡くなったシロ(と、当時書いてます)は、我が家で15年もの間、番犬として過ごした。家の中に入れたのは、蚤を取った日と、その後何日かだけである。たとえ「家族の一員」であろうと「運命の出会いで巡り合った犬」であろうと、犬は犬である。というのが私の考え方だ。前の犬「ユウ」は、死ぬ直前に2日ほど家にあげて看病したが、シロはとうとうそれもなかった。見事に「犬」として全うしたと思っている。

  ユウはお嬢さんで、あまったれで、すぐにお腹を見せて服従の姿勢を取った。ユウの時代はまだまわりも難しくなくて、けっこう放し飼いにできていた。洗ったあげた後、庭に放すとすぐに外に飛び出して近所の魚屋さんに出かけていた。えさを貰いに行くのではなく、魚の内臓を身体にこすりつけて、シャンプーのにおいを消そうというのである。それが犬の本能だろうと大目に見たが、その強烈な臭いともう一度洗う煩わしさには閉口した。シロは洗い終えると身体についた水を私に振りかけるか、せいぜい土の上で転げ回って私の努力を台無しにするくらいだった。

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