131126 オランダ紀行10(ファン・ゴッホ1)

  ガイドのユヤマ(漢字が分かりません)さんはとにかく熱心だ。これはと思ったら一つひとつ丁寧に解説する。素晴らしいなとは思ったのだが、残念ながら専門的なことは右の耳から入ってそのまま左の耳から出て行っってしまった。申し訳ありません。
でも、ひとつだけいまだに左の耳から出て行かなかったことがある。それは・・・・・・・・

  ゴッホは誤解されている部分の多い人です。その最たることは、彼は貧窮のうちに亡くなったと思われていますが、実際はそうではありません。という話である。

  彼は牧師の子として生まれ、画家として生きていく上でたしかにほとんどの作品は売れませんでした。しかし、パリで画商として成功していた弟の「テオ」の献身的な援助で制作に没頭することができました。

  10年という短い年月でしたが膨大な作品を残しています。それが今もこうして多くが残っているのも弟「テオ」の手助けがあってのことだし、そのテオが死んだ後には彼の妻とそして息子が彼の遺志を受け継いだからこそいまここにこうして残っています、ということであった。これしか覚えていないなんてあまりいい生徒ではなかったようだ。