131017 私の読書5

  最も繰り返し読んできた本としてはおそらく長部日出男の「天皇はどこから来たのか」があげられるだろう。長部は作家であり学者ではないのだが、自分の歩いた体験をもとに展開される論は、細かい字句に拘ったり史料を満載した学者の本よりずっと読みやすく、読み応えがある。この本はベッドの横に積み上げられた(これをツンドクという)本の中にいつもある。

 こうした分野の本を読むきっかけとなったのは松本清張の「古代史疑」である。奥付に「昭和48年9月15日14版発行」とある。そういえばあの頃は邪馬台国ブームだったと思う。何で買ったのか。おそらく、著者が「松本清張」であること。そして、最大の理由は、赤く塗りつぶされた「古代史疑」というタイトルの斬新さに引かれたからだと思う。