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昼食はソレントで。どこかで聞いた名前だと思ったらナポリ民謡「帰れソレントへ」だった。中学生の時(遥か昔になったなあ)、こうした歌の好きな音楽の先生がいて、ずいぶん歌わされた。こじんまりとした街で、いかにも南国らしい町並みと観光客で活気がある。
ところが、レストランに案内してくれるはずの店員が来ていない。ダレカが言った。「やっぱりイタリアだ!」。その時、広場に停まっている観光馬車のおじさんが、どうして気がついたのかタケダさんに話しかける。タケダさん、イタリア人でいまいち信用できないんですが、レストランの位置は分かりました、と笑いながら言う。
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店内の雰囲気も良かった(ヴェスビオ火山の噴火の絵がこれでもかと周りに何枚も飾り立てていたのはいただけなかったが)し、料理も良かった。なにより同じテーブルになったご夫妻との会話が楽しかった。深みのある声で博識のご主人といつも明るく笑う奥方と。料理は、味と会話の合作であるという見本だった。
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この写真は、「ツチダさんご夫妻のツーショットがありません」と書いたらすぐに送ってくれたものです。こうしたやさしさがなんともうれしい。