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この町並みの中ほどに「国木田独歩記念館」がある。私がいた40年も前も何かというと「国木田独歩」という名前を聞いた。駅でも列車が到着すると独歩の「佐伯の春、先づ城山に来たり・・・・・・・・佐伯は城山のものなればなり」という言葉が流れていたような気がする。
ところで、何かで知ったのだが、彼は22歳という若さにもかかわらず佐伯の学校に教頭として迎えられる。しかしわずか10ヶ月でこの町を追われたそうだ。彼のクリスチャンとしての思想・言動がこの小さな町(当時人口わずか5千人だったという)には合わなかったのだろう。なのに国木田独歩一辺倒です。この構図、「封建制度は親の敵でござる」といって二度と戻ってこなかったある明治人のふるさとに似ていませんか。
されはさておき、「独歩記念館」そのものは一見の価値あり。天井の低い古い日本建築と城山のふもとの地形を生かした庭園が魅力である。魅力といえば、受付の若い女性の親切な対応が素敵だったのを付け加えておく。