![]() |
![]() |
今回も「ガイドさん」。
バスに乗るとガイドさんが「シートベルトを必ず付けてください」という。しばらくすると彼女の大笑いがバス中に響く。「いま、シートベルトを付けるのを手伝ってあげたら、「シェシェ」と言われました。ここは韓国ですよ。韓国語では「コマウォヨ」といいます。覚えてください」と。
![]() |
![]() |
ガイドさんが、「名前は「カントミコ」といいます」と言う。「韓富子」と書き、「ハンプーチャ」と読むのだそうだが、この自己紹介の後、だれからも「トミコさ~ん」と呼ばれるようになった。年は30過ぎか。体格のいい、ちょっと太目の、とにかく明るいのがいい。元気のいいのが楽しい。わがままなツアー客にも、上手にあやしたり、巧みに無視したりとそれを見ているのも楽しくなる。
その彼女が得意そうに言う。「皆さんはこのツアーで三つのものに恵まれました。「、いい天気と、素晴らしい桜と、いいガイドさんです」。 出発前日の予報では慶州は10・11日が雨だったのに、少しずつずれてきて、場所的にもずれてきて、目的地に着くと雨は上がり、バスに乗ると降り出してしまう。トミコさんは「私は晴れ女です」というが、「慶和駅」でも「余佐川」でも「南川ビーチ」でもその度に雨が上がると、さすがに無神論者の私もつい何かを感じてしまう。免税店に連れて行かれると激しくなるのだから・・・・・。
桜の素晴らしさは写真でお確かめください。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
南川ビーチの桜から、次は釜山市民の憩いの場「龍頭山公園」へ。ここは城井小学校の時に職員旅行で来たことがある。その時に観た舞踏が今も心に残っている。名前は分からない。なんでも「農楽」の一つというから庶民に親しまれたものだろう。
鉦や太鼓を鳴らしながら舞い、跳ね、頭を振る。すると、頭にかぶった帽子に付けられた長いリボンがゆるやかに、ある時はリズミカルに、そして、相手を誘うようなしぐさをする。沖縄のエイサーにも似ているが、リボンがあるだけ動きが複雑で、優美でさえある。もちろん今日この時間には行われていなかった。
ここは釜山タワーや韓国の英雄(ガイドさんは私の恋人なんて言っていたが)李舜臣の銅像などが有名だが、桜の横にある名前の分からない桜によく似た木の方が気になった。近くにいたお年寄りが教えてくれるのだが、とうとう理解できないまま。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
今回の旅の最後の桜の名所が「南川ビーチアパート」の桜並木通り。免税店では雨が降っていたのに、同じ市内でも近づくにつれて雨は上がる。誰かが言う。「なんて私たち、運がいいのかしら。降りたら止むもんね!」。
ここは釜山でも高級住宅地になるそうだが、約300mの通りの両側に桜並木が続く。先ほどまでの雨の後、歩道沿いに停められた車に花びらがびっしりとへばりついている。あと、洗うのが大変だぞ! これらの車は完全に一車線をふさいでいるので日本の感覚でいうと完全にアウトなんだが、こちらでは違法ではないという。
そうそう、桜だった。とにかく美しい。特別の場所ではなく生活の中にあるというのがなんともうらやましい。
![]() |
![]() |
![]() |
3日目はパラダイスホテルの免税店から一日が始まる。女性たちはこうした時の時間が余って困るなんてことは全くない。昨日までの疲れはどこへやら、生き生きとしてエネルギッシュである。それにひきかえ男性陣は何をしていいのか、ただ奥さんの後について回るか、いすに座ってひたすら待つか。私の場合は椅子もないので単独行動をとろうとあえて無謀な試みをしてみた。
男性服のブランドだと聞いたことのある「ゼニア」というお店を見つけたので入ってみようとしたら、さっと(いったいどこに隠れていたのか)店員(何か特別の言い方があるのかもしれないが)が寄ってくる。慌てて飛び出す。向こうも仕事だろうが、こっちとしてはきれいで、ちょっと気取った女性が獲物を狙うように近づいてくるだけで怖くなって逃げ出してしまう。
仕方なしに免税店を出て裏のビーチに行ってみる。とてもきれいなビーチですよとガイドさんが言ったが、あいにくの雨で煙ってしまい、遠くがほとんど見えない。そういえば予報にしたがって用意した傘を差したのはこの時だけだった。