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「お父さん、あの演歌の人たちが気に入ったみたいやね」と連れ合い。気に入ったという軽いものではない。「引き付け」られてしまったのである。遠くからも桜並木が望めるが、それとともにすごくノリのいい音楽が聞こえてくる。日本の演(怨)歌よりももう少し明るく、調子よく、力強い。
屋台をひやかす人、桜に見とれるヒト、トイレを探すひとから離れ一人で歌声のするほうに急ぐ。人だかりの間から見えた歌う人のカッコウに驚いた。日本で言えば、そう、あの「小梅太夫」か?それ以上に派手で・・・・、なんと表現していいのやら。とにかく写真を見て欲しい。
マイクを持っているとはいえ、声量もすごく、そんじょそこらの歌手では及びもつかない上手さである。これまた同じようなカッコウの中年の女性が箱を持って観客の中を歩き回る。きれいで洗練されたKポップとは対極の、日本では今ではほとんど見ることのなくなった大道芸人のルーツではないだろうか。そうしたものの持つたくましさ、泥臭さ、凄みを感じて引き付けられるのだ。