120517 橙の花

   

 夜、19時過ぎから毎晩歩いている。5.8キロを約50分かけて歩く。横浜の甥が「九州の夜は暗いね」と言ったことがあったが、夜は暗いのが当たり前だと思うのだがどうだろう。そして、暗いからこそ視覚以外の感覚が研ぎ澄まされ、特に匂いに敏感になる。特に今晩のような雨上がりの夜は、10m以上離れた距離からもあの独特な匂いがする。秋には金木犀。冬には沈丁花。それぞれの季節にはそれぞれを代表する香りがあるのだが、この時期は何と言っても「橙(ダイダイ)の花」に止めを刺す。
 夕方のテレビでアナウンサーが、ミカンの花の匂いを「さわやかな甘い香り」と表現していたが、それはないと思う。私としては、甘酸っぱい、艶かしい、色っぽい匂いである。連れ合いは「濃厚な匂いやね。酔っ払いそう!」と表現したが、そう!「酔っ払いそう」という言葉がぴったりの匂いである。

 この匂いに包まれると、そのすぐ後に梅雨がやってくる。