110825 平戸紀行3(田平教会)

 とにかく絵になる教会である。高台にあって、遠くからでもレンガ造りの優美な姿を見せてくれる。今回見た4つの教会の中でも一番素敵なものだ。あまりそういうことを言わない佐藤さんまで言うのだから確かである。数多くの教会を設計した鉄川与助自身も「自信作」と言ったそうだ。3年の歳月をかけて信者たちの手で造られたそうだが、彼らの思いがそのままにじみ出た素晴らしい教会である。
 ところが、ドアには鍵がかかっていて中に入れない。中はあきらめようかという(こういうところに性格の弱さが出てしまう)と、「せっかく来たのだから開けてもらいましょう」という。今日の佐藤さんはけっこう強気だ。 さいわい、裏の小さなドアをためしに押してみると、開いてしまった。
 内部は白い柱で三つに分かれており、上へ上へと目と心を向かわせる。絵画を思わせるステンドグラスと白い柱と高い天井と、隣には信徒の眠る墓地もあって、辺り一帯不思議な空間を創り出している。