110407 ハゲ釣り

 魚釣りに行かないか?これは彼なりの私への退職祝いである。11月に連れて行ってもらった「一尺屋」へ。今回は「ハゲ釣り」だという。
 彼の家を8時半に出発。久しぶりなので話題が絶えない。女性がおしゃべりだというが、それは男の偏見でけっこう男もよく話す。まあそういう関係の友達は少ないが・・・・・・。
 収穫1匹目。これを入れ喰いというのだろう。ほんとうに投げ入れた途端にかかってくれた。といいながら、釣ったのは私ではない。漁労長の方である。私はというと、隣で釣っている見知らぬご老人が気になって、まともに投げ入れるのもままならない。
 こういうドジな私を呆れながらもまた何ヶ月か経つと誘ってくれるのだから、彼も本当に優しい友達である。 
 日中穏やかだった天候が、夕方になって怪しくなる。雲が広がり始め、風も出て一気に寒くなる。それでも頑張っていたのだがとうとう雨が落ち始めた。
 一人だとそれでも頑張る彼も、今日は私がいるので店仕舞いにしてくれた。漁獲量(?)は全部で16匹。その内私は4匹で、あとはもちろん漁労長。
 絞めているのは漁労長。私は見ていただけ。ハゲの口のかわいいこと。それでもアジの時は私もエラに親指を入れて骨を折ったのだが、その時、「キュッ」という鳴き声を出すのがたまらなかった。今回はただおとなしくナイフを入れられるだけ。ハゲの静かなこと。
 と言いながら味噌につけるのがいいとか、これだけあると刺し身もいいなとか。我ながら身勝手なものだ。命を頂くのだから精一杯美味しく頂きましょう。