110405 筑後柳川 5

 始めて「さげもん」を見たのは確か太宰府でだったと思う。名前は聞いていたのだが、言葉だけだったので目の前にした時にはその華麗さに驚いた。「さ・げ・も・ん」という言葉は、単に「下げたもの・吊るした飾り」という意味だろうが、私にはその響きにもなにか独特の感性が感じられて好ましかった。いかにも筑後の風土から生まれたものである。

 

 ネットで調べると、「さげもんは、福岡県柳川市に伝わる風習。吊るし飾りのひとつ。女児の生まれた家では、その一生の幸せを願い雛壇は父方の実家から、さげもんは母方の親戚、母、祖母が用意する」とある。いろんな型があるようだが、伝統的なものは紅白の布を巻きつけた竹の輪に、細工物とまりを交互に7列7個49個を吊るす。さらに中央に特大の柳川まりを2個加えて計51個とする。

   
   

 もともと雛壇を引き立てるものだったのが、どうかするとさげもんが主役になっている場合の方が多い。御花や白秋生家でも雛壇を飾った部屋に部屋を埋め尽くすようにさげもんが吊るされていた。変わったものとしては水引だけで作られたさげもんを見つけた。これはこれで味があっていいものだ。
 

今回もまた、楽しいひと時を過ごすことができた。佐藤さんに感謝である。帰りの車の中で早くも次回はどこに、ということになった。今候補に挙がっているのは「平戸」である。