110330 筑後柳川 2

前々回に書いたコマーシャルについて、抗議の電話が殺到したそうだ。とにかくしつこい。「エーシー」という高いメロディーが不快さを感じる。がん予防の内容にも「こんな時にがん検診なんか行けるか」と言った内容。中には脅迫じみたものまであったとか。八つ当たりかもしれないが、やはり無神経だったといわれても仕方ない。あわてて音声を削除するように民放各社に要請をしたそうだが、私の感じ方もあながち特別でもなかったということだ。
 

 「さげもん」を見たいというのが今回の柳川訪問の理由である。が、もう一つ理由はあった。ちょっと照れくさいので佐藤さんには言わなかった。ここに「北原白秋詩集」(新潮社文庫、昭和31年1月25日12版、定価70円)がある。31年とあるからおそらく古本だろう。その時ハイネ詩集も買って、今も本棚のどこかにあるはずだ。ちょうどそんなちょっとカッコつける年頃である。
 

   
   

 その本の中で今でも心に残っているのが、「邪宗門」の『われは思ふ、末世の邪宗、切支丹でうすの魔法』と「思ひ出」の自序にある『私の郷里柳河は水郷である。さうして静かな廃市の一つである』の二つのフレーズである。「邪宗門」ではなんとも官能的な言葉の魔法に夢中になってしまった。そして、「思ひ出」では廃市水郷柳川への強い憧れが残ったのである。  

“110330 筑後柳川 2” への1件の返信

  1. ゲ・ゲ・ゲのヒロ

    先輩、お疲れ様でした!!!
    CMの件ですが、なぜこんな気分になるのかな?
    と考えたのですが「製作者の目線が高い」のが原因じゃないかと、
    感じとります!
                     今夜は先輩に乾杯のヒロより

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