101124 視察研修(二階堂美術館)

   

 二階堂といえばなんといっても焼酎である。大分には三大焼酎(私の造語)がある。米の耶馬美人とイモの「いいちこ」。それに麦の「二階堂」である。いいちこと二階堂はテレビのCMでもいい味を出している。好みで違うが私は二階堂の昭和の風景が好きだ。年度で違うが、共通しているのは「はじめてなのに、なぜか懐かしい」である。私は2007年の「文学のかけら編」でのナレーション「イエスとノー。/その二つの間には/何もないのだろうか・・・・」が今でも心に残っている。いいちこは「下町のナポレオン」というキャッチコピーで一世を風靡したが、最近ではCMに坂本冬美の「また君に恋してる」が使われ大ヒットしている。
 さて、美術館である。二階堂は文化的事業の一つとして美術館を運営している。特に日本画の収集では有名である。今は、10月5日から12月12日までの横山大観と前田青邨・奥村土牛の秋季特別展が行なわれている。足立美術館でもそうだったが、大観というのは私にとっては猫に小判、豚に真珠である。それよりも土牛の描く植物「枇杷・柿・木蓮・・・」や「ひよ登里」特に「軍鶏」に惹かれる。
 2階の展示室にはこれらの作品に交じって、「鳥獣戯画の複製」が展示されていた。なぜ展示しているのか、その理由は分からない。ところが、何の違和感も感じられないから不思議だ。そうしたところが都会の洗練された美術館にはない良さなのかもしれない。恥ずかしながら、この戯画を観ている時が一番真剣だったかもしれない。

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