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秋空の元、まぶしかった | 館の外にあった睡蓮 |
博物館から天満宮へは専用の動く歩道とエスカレーターがある。できるだけ使わずに階段を上り下りするのだが200段ある。息が切れる。そんな私を見てガードマンはニヤッとする。
今回は、開館50周年記念「誕生!中国文明」展の見学である。幻の夏王朝から、隋、唐、宋王朝までの三千年間、歴代の王朝が都を置いた河南省が舞台。王朝の誕生、技の誕生、美の誕生と三つの誕生から歴史をたどる。
王朝の誕生では、強大な権力を示す巨大な青銅器にも圧倒されたが、「中国ハ玉ノ文化ナリ」と言われるように玉を使った出土品のすばらしさに感動する。
技の誕生では、作品のすばらしさ以上に言葉の示すとおり、それを作った職人たちの技への探究心とそれを求めた上流階級の華麗な生活。黄金を使ったアクセサリー、耳飾の精巧さにはただただため息が出るばかりである。
美の誕生。神仙・仏・書画と展示されているが、一番印象に残ったのは人と動物である。特に、闘犬や御者と馬。当時世界都市であった華やかな唐の都の、そして、人々の息づかいまでが伝わってくるようである。
昨年の阿修羅展では大混雑の中で人に酔ったような疲れが残ったが、今年は見学者が少なくてゆったりと鑑賞することができた。ところが、時間をかけすぎてかえって疲れてしまった。贅沢な話ではある。(10月13日)