100904 コウホネ

 
 池の奥。ここでカワセミをよく見た。 コウホネ 

 能楽殿の横を通って奥に行くと、静まりかえった沼みたいな池がある。菱形池という。八幡大神がここに現れたという言い伝えのある池である。右に行くと御霊水と呼ばれる湧き水がある。ひしゃくも置かれているが、濁っている上に枯葉などが落ち込んでいてとても飲めたもんじゃない。昔ここに来た時にはすくって飲んだような気がするが定かではない。
 その前にある小さな島(と言えるのかな?)には「水分神社(みまくりじんじゃ)」と呼ばれる小さな祠がある。その先の石の橋を渡ると両側の水面に、この時期、黄色い花が顔をのぞかせ(この表現がぴったりだ)る。ある人にこの花の名前(コウホネという)を教えてもらったが、あれから20年以上が経っている。この方には花や植物、鳥などの名前をずいぶん教えてもらったものだが、私がこの頃、そうしたことに興味を持つようになったのもこの人の影響が大きいようだ。私がいくつかの花を種から育てるようになったのを知って、「まさか、あなたがね!?」と笑われてしまった。
 当時、この池にはカワセミがいるよとも教えてもらって何度か通って、その優美な姿を眺めたものだ。わざわざそのために出かけないと、おそらく気がつかなかっただろう。木々に覆われた、ほとんど訪れる人もいない静かな池である。

 今日は、いつになく思い出に浸った一日でした。(8/29)
たっくんを連れて時々ここを訪れる。