100702 先輩2

   

 その頃、つまり、小学生から中学生にかけて観た映画で今でもよく覚えているものがたくさんある。そしてこれは先輩と行ったはずだと90%の確信(と言えるのかな)のあるのが、ハリー・ベラフォンテの「拳銃の報酬」である。彼は歌手として「バナナボート」で一世を風靡した。その彼の主演映画であるが、内容はイマイチだったかな。報酬と言えば、イブ・モンタンの「恐怖の報酬」もよかった。とにかく当時フランス映画が流行ったが、フランス映画といえばなんといっても「ジャン・ギャバン」に止めを刺す。「現金に手を出すな」もよかったが、大学の頃に観たアラン・ドロンと競演した「地下室のメロディー」のラストシーンが忘れられない。プールに紙幣が1枚、また1枚と浮かんでくる。プール一面が紙幣で埋まり、それをじっと見つめる老ギャングのシャルル。今思い出してもなんともたまりませんな~。
 ジェームズ・ディーンといえば「エデンの東」だが、私は「理由なき反抗」の方がいい。その作品で共演した「サル・ミネオ」という俳優の名前がなぜかいまだに記憶に残っている。同じ頃、グレン・フォード主演の「暴力教室」も観たが、彼よりもこの映画でデビューした「ヴィック・モロー」(彼は例のコンバットのサンダース軍曹である)の方が印象に残っている。戦争映画となると「西部戦線異状なし」が評価第1だろうが、私の評価☆☆☆は潜水艦映画の傑作「眼下の敵」である。駆逐艦の艦長ロバート・ミッチャムと潜水艦の艦長クルト・ユルゲンスの激しい駆け引きといつしか生まれた二人の間の奇妙な尊敬の念。クルト・ユルゲンスのいかにも貴族然としたドイツ人将校にしびれた。喜劇の王様といえば「チャップリン」だろうが、名前だけで観た覚えがあまりない。私にとっての喜劇はジェリー・ルイスの「底抜けシリーズ」である。ずいぶん笑わせていただきました。
 ナゼ洋画なのか。第1はテンポの速さ、そして、洒落たセリフである。もちろん字幕だったので、セリフを翻訳する人の力も大きかったはずだ。思い出すだけでもワクワクしてきます。先輩、時々寄らしてください。そういえば、タバコを教えてくれたのも先輩でしたね。

 ある方に「館長のブログは講義を受けているような気になります」と言われたことがあります。今回もそうなりました。薀蓄(うんちく)を傾けていると言えばカッコイイのですが、ただの知ったかぶりです。すみません!我慢してください。