100610 森田童子1

彼女の写真はあまりないそうです

 新しいCDができた。何がきっかけなのかはもう忘れてしまったが、「あがた森魚」の「赤色エレジー」を聞きたくなった。あるのはあったが別の歌の方が気になってしまった。たまたま土曜日の新聞に彼女の歌が特集されていた。歌い手は「森田童子」。歌は「僕たちの失敗」。1993年に真田弘之主演の「高校教師」の主題歌として使われたのは覚えている。しかし、ドラマの方はとうとう見ることなく終わった。当時えらく評判になったが内容を聞いたらとてもじゃないが見る気にならなくなってしまった。事務室でその話をしたら、「見た、みた!でもドロドロしてて観ていて気持ちが悪かった。あの頃あんなドラマが流行ったよね」ということになった。
 ドラマの方に話はいったが歌はそういうドロドロさは感じさせない。どちらかというと今にも壊れそうな繊細さを感じさせる。今にも消え入りそうなか細い声に、どこか世の中を捨てたような歌詞。調べてみると音楽活動は二十歳くらいからの10年間だけである。それもはっきりと宣言して歌を捨てたのではなく、いつの間にかいなくなったのだからいかにも彼女らしい。
 彼女の歌の中に、懐かしいといおうかなんでこんなところにという言葉を見つけた。「球根栽培の唄」である。どこかで聞いたことがあるなと思って調べると、あった。50年代の日本共産党の火炎瓶闘争などの武装方針を示した秘密出版物の書名「球根栽培法」である。
 

“100610 森田童子1” への4件の返信

  1. Gegege no Hiro

    先輩、CDありがとうございました。
    森田童子CD始めて、聞きました。
    本当に、繊細で、か細く、世を拗ねた感じが悪くないですね!
    ところで、トラックは18個で、題名は17個しか書かれていないんですが?
    教えてください、お願いします。

  2. おーちゃん

    こんなこともあるんですね。というよりこの頃こういったことが増えてきて、我ながら不安になってきます。今開けて、今読んだばかりです。夜のウォーキングから帰ってきて、金曜日でもあり二人で「雷神」(佐賀の焼酎)を飲んでいます。いい気分でなんで17曲分しか題名がないのか、調べる気になれません。明日まで待ってください。そうそう、礼子ちゃんから電話がありました。11月21日、了解です。

  3. 知多のあっちゃんより

    森田童子のコメント、ありがとう。見落としではないと知り安堵しました。
    表紙の絵も理解できました。心理分析の絵のように、顔の部分が鳩に見え、ブラックホールに落ちていたのでこれで快眠。
    今度は、詩の内容と声が容姿と溶け込まないのは不可思議と心理解読、何に対しても疑問符の多い、それもいい加減なあっちゃんです。
    しばらくは填り曲となりそうです。
    サルビア、凄いですねぇ!近くでなくて残念。夏にはすごいのだろうなと花の時季を想像しています。

  4. おーちゃん

    今朝も早くからサルビアの苗の水遣りです。すでにいくらか本葉の先が切られています。根きり虫にしてはおかしなところです。プランターや地に植えられるまでにはいろんなことがあります。いまはただひたすら無事に成長してくれるのを祈るのみです。
    CD、ありがとう。始めてのコピーデビューですね。我が家にも彼のアルバムが2枚あります。私はほとんど聞かないのですが連れ合いが好きなようです。これからは大事に聞きましょう。やさしい響きですね。

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