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たしか熊毛の海? | 後姿に哀愁漂う漁労長 | だれだ!こんなの釣ったのは |
土曜日にはなんとしてでもタマネギの収穫をしなければと思っていたのに、こんな時に限って携帯がかかってくる。久しぶりの釣りへの誘いである。もう何年ぶりになるだろう。前回はいつだったのか忘れてしまった。最近こそ連れ合いに「もう忘れられたみたいね」と言われたばかりなのに、それが聞こえたのか「明日、キス釣りに行こうと思うちょっけどどげ~すっかや?」といつもの口調でかかってきた。どげ~するも何も行くに決まっちょるやないか。聞くだけ野暮というものです。
彼は毎日魚を釣っていたいというくらいの釣りキチというよりも・・・・漁師といった方がいいくらいだ。仲間内では「漁労長」と呼ばれている。現職のころからだったと思う。年に2~3回だが決まって携帯にかかっていた。「こんどはどげかや~?」と。道具からエサまで、夜になることが多かったから頭につけるライトまで何もかも彼が用意してくれて、坂ノ市から米水津まで出かけていた。いつも足手まといになっていたのによくもまあ腹も立てずに誘ってくれていたものだ。
今回は私にとっては始めての高田から国東にかけての海岸で、目当てはキスである。初めは呉崎の干拓地、1号地の堤防である。暑くなりそうだからむぎわら帽子は忘れんなよと言われていたが、とにかく暑い。堤防の上だから照り返しが半端でない。海風が吹いている時はいいが、そうでないと海面がキラキラ輝いて頭がふら~っとする。おまけにはじめにかかったきり全く当たりがない。こんなはずはないと場所を移動する。次は熊毛の海岸である。ところがここでも引きがない。そうこうしながらいったい何ヶ所移動しただろうか。5ヶ所までは覚えているが後は思考停止。
「キス釣りでこんなに釣れないのはあまり覚えがない」と漁労長が嘆くのだから仕方ないか。それでも一番形のいいのと一番小さいのを釣ったし、責任を感じたのだろう、釣れたキスは全部私にくれた。こういうところから友情は深まっていくと思う。(6/5)
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北アルプスは何度訪れても感動をくれる、と書いてありました。