100529 手づくりの結婚式

   

  朝8時には出発するというので7時には朝食会場に行くが、いつかも書いたが飛び交う言葉が分からない。まさに「飛び交う」である。ここはいったいどこの国なのかとつい思ってしまう。昨日に比べたら穏やかな陽気である。どこかから鳥の鳴き声が聞こえてくるがどうもおかしい。やわらかな日ざしは差し込んでくるが窓は閉まっている。聞こえるはずはないのだが。

 時間ちょうどに甥の車が玄関前にやってくる。夫婦と娘(大学生)の三人で息子(高校生)は土曜日にもかかわらず登校しているので、午後新幹線で追いかけてくるのだとか。私立だからということもあるがいつの間にか土曜日は授業日になったようだ。

 式場は知り合いの牧師さんのおうちだと聞いていたがたしかに「おうち」だった。ふつうの住宅が建ち並ぶ中のふつうの家で、裏には茶畑とその先にきれいな池が見えるのどかな風景の中にある。教会は住宅に建て増した形で手造りである。祭壇の部分は5年前に5万円で作り、横のマキストーブは中国製で3万円。インターネットで手に入れた煙突の方が高かったとか。うれしそうに説明する牧師さんの笑顔が素敵である。

 新郎側が10人。こちらは13人。これでもう会場はいっぱい。ほんとにかわいい手づくりの結婚式である。小学生の娘さんが冷たい麦茶を持ってきてくれる。中学生の息子さんはパソコンの担当である。牧師さんが電子オルガンを弾き、奥さんがともに歌う。新郎と牧師さんはともにジーパン。新郎の上はアロハ。すでに新婚旅行でハワイに行ったとか。新婦だけは一応白いドレスを着て、手にはブーケ。紙にはコサージュをつけている。これは私の連れ合いが彼女にために手づくりして送ったものである。

 なんともあっけらかんと簡素である。(5/8)