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ちょうど12時、有田に着く。まずは源右衛門窯へ。最終日前日だからなのか例年に比べると閑散としている。いつもは29日に行くのだが、それだと会計の所は行列が何列もできて大混雑なのに。早々に切り上げてお目当ての柿右衛門窯へ急ぐ。以前はこのために少しずつお金を貯めて、毎年一点ずつ器を買い揃えていくのをささやかな贅沢にしていた。初めて陶器市に出かけたのはたしか45歳頃だった。それから途中病気(陶器市に行く途中発作を起こし、引き返してそのまま入院なんてこともあった)で途切れたこともあったが、だいたい毎年出かけるのを楽しみにしていた。
昨年は、「年金暮らしだし、もう陶器市は止めよう」と話し合ったのに、たった1年でしょうこりもなしに出かけてしまった。九年庵まで来たのだからというのが一番の理由なのだが、前日の夕方、テレビの番組に目黒祐樹が出ていた。九州の町を紹介する番組である。今回は佐賀県有田。それも柿右衛門窯を訪れるというものであった。それに14代と15代が出演しているのを目にしたのが運のつきであった。
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これが柿の木 | 風の吹き抜ける庭 |
私が写真を撮るのに夢中になっている間に連れ合いは今年も器を買ってしまった。飾るためじゃない。これからはどんどん使うからと言っているがどうなることやら。その後はお茶とお菓子(今年は大原の松露饅頭)をいただき、ゆっくりと庭を眺める。縁側に出ると風が吹き抜けて、今日の厳しい陽ざしも気にならない。心穏やかになるだけでなく、心の「ぜいたく」を感じる。この贅沢を感じたくて年一回やってきているのかもしれない。
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この位置で毎年記念の写真を撮ってもらっている | 私たちの買うのは小さなちいさな器です |