100510 九年庵1やわらかな陽ざし

   

 5時に起床。6時に家を出るためである。つい最近、テレビで九年庵のことが出ていた。佐賀の実業家、伊丹弥太郎が明治25年から長い年月をかけて築いた別荘と庭園である。その年月、9年をかけたところから「九年庵」の名前がついたといわれる。ここは秋の紅葉の時期に9日間に限って一般公開されている。毎年わずか9日間の一般公開を守り続けてきたその希少価値から人気は高く、多くの人が訪れる。

 その訪れた人たちからたくさんの要望が寄せられたそうである。その一つは、公開の日数をもう少し延ばしてほしいということ。桜と違って紅葉である。たしかに9日間というのは短すぎるという気がしないでもない。しかし、建物の保全と庭園の植物、なにより庭一面に広がる苔を維持していくためにはこれくらい厳しい方がいいのかもしれない。

 もう一つは新緑の時期の公開の要望である。もみじを中心とした植栽である以上紅葉はもちろんのこと、若葉のあざやかさはだれもが待ち望んだものであろう。佐賀県の女性観光課長さんがその辺の事情を説明していたが、思い切って決断したものである。

 タイトルの「やわらかな陽ざし」はもらったパンフレットに書かれていたものを借用した。