![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
冷たい空気の中でロウ細工の花をつけていた「素心ロウバイ」と「満月ロウバイ」が散って、後には甘酸っぱい香りで存在を知らせていた「沈丁花」も色あせて、一時のにぎやかさも落ち着いた庭に戻っていった。
それが3月の声を聞くとにぎやかな、そして、はなやかな衣装を身にまとって春はやってきた。まず「ミズキ」たち。「土佐ミズキ」と「日向ミズキ」。いつもどちらか分からなくなる。次に「サンシュユ」。葉の出る前に黄色の小さな花をたくさんつける。別名「春黄金花(ハルコガネバナ)」と呼ばれるが、朝の光を浴びて輝く様子はその名の通りだ。その横には「キブシ」。これも葉の出る前に、淡黄色の小花がたくさん集まり、長さ3~10㎝の房状になって枝先から垂れ下がる。これはある方がさかんに吹聴するものだからそれにつられて植えてみた。それらの木の下にはやはりかわいい房状の小花をつけた「アシビ」が2本。これはさだまさしの「まほろば」という歌にあった歌詞「・・・・あせびの森のマヨイギに・・・・」の「マヨイギ」が「馬酔木」をそのまま読んだものだと分かって、その記念(?)に植えたものである。もう10年以上は経っているのに植えたときのまま大きくならない。
「姫コブシ」。これもその名の通りいつまで経っても大きくならない。だけでなく3年前には危うく枯れてしまう寸前までいった。気がついたらほとんど枯れていて、慌てて枯れた部分を切り取り、3分の一ほどになった木に肥料をやり、乾き過ぎないように周りにワラを敷き、水を絶やさないようにした。そのおかげか、ようやく今年、やわらかいうすべにの花を咲かせた。
キブシの間からは「利休梅(これだけは漢字を使いたい)」が白い蕾をのぞかせ始めた。