100302 青い林檎・2

 オーナー(この言葉は彼女にはふさわしくない。何かいい表現はないかと佐藤さんと協議(?)したが思いつかなかったのでこのままで通す)にいただいた「素敵なプレゼント」とは、このお店で展示している創作人形のコレクションの写真を撮ることを許してくれたことである。この時期になるとオーナーが永年に渡って収集した作品を公開してくれる。著名な作家の一点ものの人形であるという。今日は私のブログの管理をしてくれている佐藤さんを慰労することが目的だったのだが、またあの人形たちに会いたいというのも目的の隠れた主役であった。

 電話でお願いした時には、料理を写真に撮るのはいいですよ。でも、人形はだめですということだった。ブログに載せるためどこに行ってもあつかましく写真を撮らせてくださいとお願いすることにしている。料理の写真はばっちり撮ったが、人形のがあればブログは完璧になるのにと少し残念だった。

 人形たちはお店の2階に展示している。広い部屋もたくさんの人形でいっぱいである。また会えたという喜びがわいてくる中でオーナーが言う。「これらの人形の一点だけを撮ると著作権にひっかかります。だからダメだといったのですが、全体を撮るのであればいいですよ」と。それからの数分間はもう興奮状態です。うれしくてうれしくて・・・・。でも全体を撮るというのは案外難しいものです。

 それにしても素晴らしい(この表現だけしかできないのが情けない)人形たちだ。始めて見た人の中には「ブキミ!」と引く人がいる。たしかにそうかもしれないが、それだけただの人形ではないともいえる。なかにはあのデミー・ムーアが欲しがった人形というものもあった。「一度海外に出てしまうともう二度と帰ってきませんから・・・」とオーナーはさらっと言う。

 お店を出ると空には満月。大きな木にかかる月が今晩の私の心を表している。